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ロマンの木曜日
 
東京の本当に何もない駅

何かないか探す

何か見どころがないだろうかと駅前を散策してみたが、何もないという以外の見どころは見つからなかった。
どういうわけだろう、あまりに何もなくて、駅から離れるのが怖い。
駅を背にして歩いていると、何もなさに不安になり、振り返って駅を確認してしまうのだ。
遭難しそうなくらい、何にもない。


ベンチにも誰もいない

広告もない(誰もみないから当たり前だが)

雨がよけいにさみしい

工事の看板が駅前に彩りを添える
駅前の放置ガードレールは社会問題
鉄くず盗むならここに来い
誰もいないのに吸い殻は落ちてる

 

やっぱり何もない

ちょうど北口の前に、工事車両の出入り口がある。
それが唯一の、何というか、たったひとつの、その、ええと、アレである。駅前のアクセントというか、そういう感じのそれである。


駅には北口と南口がある。栄えてるのは北口
なぜなら人がいるから

駅ごとに文様が決められている。この駅は「変わり縞に蟹文様」

やはり誰もいない

襟裳よりも何もない

加藤さんの記事によると襟裳の春ですら何もないわけではないようだが、市場前駅は春を過ぎても何もない。
とてもシンプルな駅だ。
この何もなさは特筆に値するので、みなさんもぜひ一度訪ねてみては、と思ったが、本当に何もないので行ってもつまらないと思う。
自分の足あとが見える駅


 
 
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