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ひらめきの月曜日
 
ライブハウスめし紀行

歌舞伎町サブカルの聖地の味(レシピ付)

さて3件目は音楽のライブハウスではなく、ちょっと変わったところも攻めようと、やってきたのは「ロフトプラスワン」。名前で分かるとおり、一件目のロフトのグループ店であります。しかし、音楽のライブの店ではなく、オタクネタから政治に音楽・エロまでと様々な有名無名人による他では聞けないトークライブを楽しめる店なのです。

普通ライブハウスだとお客さんはスタンディングが基本なのに対して、こちらは全員着席型。壇上で行われるトークを見ながら飲み食いをするというまったくの居酒屋スタイルだ。毎晩行われるコアなトークは腰を落ち着けて聞きたい話だけに、しっかと腹にめしを溜めて、さらにほろ酔い気分で聞いてこそ。


歌舞伎町にそびえ立つサブカル総本山。

コンセプトが居酒屋だけにメニューの幅は前2件よりもさらに広く、鳥串・馬肉串、さらに鮪ユッケなんてメニューまで。今回話をしていただいた天野店長によると、

「やっぱり1人客が多いんで、腹に溜まる物を出そうというのはあるよね。傾向というと、男客が多い時はやっぱり炭水化物系が増えるかな。あと刺身なんかは壇上に上がる人が結構年上だったりするんで、そういう人が食べたがることが多いかな」

厨房はガステーブルに加え、揚げ物用のフライヤーまでと、かなり本格的。メニューの数も40種以上と、これまでのお店に比べても最多。


人気バンド漁港のお手製なのです。

シーズンで新しいメニューや、イベント限定・期間限定メニューが増えることも。ただ時には出演者のリクエストで出来たメニューもあるんだとか。

「ウチのメニューで水餃子ってのは前からあったんですけど、今はラーメンスープに餃子が浸ってるんですよね。これは高橋名人が『昔ラーメンスープで作ってたんだよねー』て話をして、それからスープを変えたんです。実は『高橋名人の水餃子』って名前にしてもいいくらい(笑)」

さすが、各界著名人の集まるお店ですなぁ。しかし、今回紹介していただくメニューはそれではなく‥


苦労ナスとはいったい?

梅チャーハン、蒸し鶏ライスなどの人気メニューの中から、今回オススメの「苦労ナス」を紹介していただくだけでなく、レシピまで教えていただきました。自宅で食べれる歌舞伎町地下の味!

まず、用意するのは

  • 大根のスライス
  • 豚肉100g
  • 茄子一本
  • トウバンジャン
  • ケチャップ
  • 中華スープ(あれば)

大根はまだスライス前です。


1.大根をスライスする。

2.ナスを乱切りに。

3.高温の油にサッと通す。

4.フライパンにトウバンジャン・ニンニクを入れて熱する


5.豚肉・酒を入れてジュワー!


4〜5の過程で注意するのは、4ではトウバンジャン・ニンニクを入れてからフライパンを熱する。5は最初弱火であたたまったら豚肉・酒を入れて強火にする。

それからある程度火が通ったら乱切りにしたナスを投入!


6.ナスを投入。

7.ケチャップと中華スープをさらに投入。


7を水分が飛ぶまで火に通し、出来たら皿に盛る。そして1で切った大根を載せれば、完成!ということでこちらがロフトプラスワン名物・苦労ナス!


見た目大根でサッパリ、食うと中の味の濃さにご満悦、なのです。


大根から垣間見えるナスと豚肉が食指をそそります。


ちなみに「苦労ナス」というという品名の由来は

  • ギリシャ神話のクローノスから

 

  • 白い大根が白髪っぽい=苦労

 

  • 厨房が煙りが出て苦労する

 

  • 客に言わせて面白がろうという羞恥プレイ

 

  • メニュー開発に苦労したから

など諸説あり、どれかは今となっては不明なのだか。それくらいの謎があった方が人気メニュー!って感じがしていいよね。

味の方は調理の流れを見ていただければ分かるとおり、味濃い!揚げ物!そして肉!とまさに男好みの味付けに、カリリと歯に響く大根のバランスや良し!酒のつまみと言わず、ライスも付けたい味わいです。


調理していただいた斉藤さんと天野店長。ありがとうございました!


ロフトプラスワン

東京都新宿区歌舞伎町1-14-7

林ビルB2

TEL:03-3205-6864


ということで3件紹介した「ライブハウスめし」。ほとんどのライブハウスがいわゆる「乾き物」程度しかない中で、しっかり食事を出すお店を取材したんですが、いずれも共通するのは「音楽のお店」ではなく、「音楽文化のお店」であること(最後のロフトプラスワンは音楽に限りませんが)。

ライブとめしは直接は関係ない。しかし、今回の3店は単にライブを見たり聴かせたりするだけではなく、それを楽しませる空気を提供・演出してくれる店。今回たまたま10年以上という老舗店ばかりでしたが、長く続くだけあるそんな素敵な空気がめしに現れてる、といえるんじゃないでしょうかね。

こういう歴史を見るのも楽しいもんです。

めしだけじゃないんだぜ

上写真はロフトのバーカウンター。今回紹介したお店はいずれも老舗だけにこうした装飾なんか見るのも楽しめるところばかり。目当てのライブが終わった後も、飲んじゃって!楽しんじゃって!でも閉店時間には帰りましょう。


 
 
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