実は言われて考えました
もっと趣のある缶ぽっくりができるのではないだろうか。なんて書いたが、実はとあるムックの編集部から共同企画のオファーがあったのだ。
ワールドフォトプレスから出る「冒険缶詰」というムックである。
3年前の一斗缶で缶ぽっくりの記事を見て、いっしょにいろんな缶ぽっくりを作りませんかとメールがきたのだ。インターネットを通じて知らない人から「あーそーぼー」と声をかけられたのだ(そういえば最近そうやって人んちの前で叫んでる子どもいませんね)。
しかし僕が缶ぽっくりのオーソリティのような扱いである。わはは。オーソリティに恥じないようにいくつか缶を用意した。桃缶、粉マスタード缶、ホワイトソース缶…。缶を用意するという建前で好きなものをキロ単位で買っただけといえばその通りだ。
粉マスタードは撮影の前に挨拶がわりにおすそわけした。
子どものころ、近所のバス停に見たことないお菓子を配るおばさんがいたが、初対面の人にマスタードの粉を配りながらその人のことを思いだした。あ、いまおれ、あの人だ。
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