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ロマンの木曜日
 
カニトリーナ3本勝負!
カニトリーナ、釣具屋などで結構売っています。

数年前から釣具屋などに出回りだし、ずっと気になっていた漁具がある。その名はカニトリーナ。プラスチック製のでっかいトングみたいなやつである。

生田名人が開発したというそのメカは、5時間でなんと1,000匹のカニをつかまえたという記録があるらしい。そんなに食べられない。

しかもカニだけではなく、ザリガニや魚をつかまえることも可能だという。カニトリーナ、あまりに魅力的過ぎる。

今回はそんなカニトリーナの能力をフルに活かして、水辺の生き物達と3本勝負をしてみたいと思う。

(text by 玉置 豊



一本目:ザリガニ釣り

まずは小手調べにザリガニでもつかまえてやろうかということで、カニトリーナを持って近所の池にやってきた。

この池にはザリガニがたくさん生息していて、この日も親子連れなどがザリガニ釣りを楽しんでいた。


シンプルな道具でザリガニを釣る親子。

 

カニトリーナをセッティング

自転車のカゴから、今週のビックリドッキリメカ気分でカニトリーナを取り出す。


エサは生イカ。

ああ、この自然の中で違和感たっぷりのオモチャっぽい質感とカラーリングが堪らない。

説明書によると、エサは生イカの切り身が最高らしい。こいつを糸の先に結んだら準備OKだ。

 

ザリガニとりスタート

カニトリーナを池に向けて軽く握ると、リール部分が回転してヒョロヒョロと糸が出ていく。


本体を軽く握るとリールのハンドルが回り出す仕組み。

エサが底まで着いたら、リールを巻いて糸ふけを軽くとって、アタリがくるのをしばらく待つ。などと書くと釣り雑誌っぽいが、やっていることはザリガニ釣りだ。

しかしザリガニ釣りなんて何年ぶりだろう、と感傷にふけろうと思ったけれど、よく考えたら小学校以来ほぼ毎年やっている気がする。きっと来年もやる。

 

さっそく釣れた

エサを沈めて十数秒、早くも糸が引っ張られる。どうやらザリガニが食いついたようだ。

慎重にリールをクルクル巻く。このリールは普通の釣り用リールとハンドルの巻く方向が逆なので一瞬混乱する。

獲物の重さを楽しみながらリールを巻いていくと、イカを抱えた真っ赤なザリガニが見えてきた。


慎重に、慎重に。

きたきたきた。

水面ギリギリ、カニトリーナの射程範囲まで獲物を引っ張り上げたら、右手で糸を引っ張りつつグッと左手を伸ばしてザリガニを挟んで捕獲だ。


キャッチ成功!

イエーイ、マッカチンだ。

 

すごいおもしろい

カニトリーナを使ったザリガニ釣り、すごいおもしろい。ただザリガニを釣るだけだったら、糸の先にエサをつけて沈めておき、引き上げて水面まできたら網で掬えばいいのだが、カニトリーナを使ってザリガニを挟んでつかまえるという行為がおもしろい。

子供の頃から指を挟まれ続けてきたザリガニを挟んでやるというのが痛快なのだ。


一時間くらいでだいぶとれた。とても満足。

もちろん、ザリガニをうまく挟めずに取り逃がしてしまうことも多いのだが、そこの無意味な難易度アップがまた楽しい。金魚掬いが丈夫な網ではなく、掬えるか掬えないか微妙なくらいの薄い紙でやるからおもしろいのと同じ理屈だ。

別にザリガニが欲しくてつかまえている訳ではないしね。


別にカニトリーナで挟まなくても釣り上げられるのだが、それはダメだ。 カニトリーナに興味津々だった子供。大人になったら買おうね。

 

カニトリーナの弱点

こんな楽しいカニトリーナだが、ひとつ欠点がある。それはカニトリーナで遊んでいると、いろいろな人が「それはなんですか?」と聞いてくるのがちょっと恥ずかしい事だ。カニトリーナでザリガニをとっているこの状況は、なかなか説明しづらいものがある。

なんだかこの日はザリガニ釣りにきていた人がとても多く、老若男女様々な人がカニトリーナに興味を示していた。


みんなザリガニ採りに夢中だ。ピースフルな景色ですね。 ダブルピースのザリガニ。こちらもある意味ピースフル。挟まれると痛いけれど。

 

まずは一勝

カニトリーナ3本勝負の第一戦、ザリガニとの対決は、こちらの圧勝といっていいだろう。幸先よしだ。

夢中になってザリガニとっていたら、何カ所も蚊に食われたけれど。


カニクワレーナ。

さあ、次の対戦の舞台は海だ。


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