ミニチュアっぽい写真の作り方
現実をミニチュア風に撮るという手法があることは、私は写真家・本城直季さんの「スモール・プラネット」という写真集を見て初めて知った。全ページ、ミニチュア風に撮った写真で埋め尽くされている。これを見た時はとても驚いて、穴の空くほど眺めた。
それらは、“アオリ”というレンズ光軸をずらす方法で撮られているとのことだった。レンズの部分が蛇腹になっている大判カメラ独特のテクニックである。
アオリは、ピント面を傾けることによって商品撮影などで遠くから近くまでピントが合うようにする時などに用いられるが、逆方向に傾けることで、ピントが合う範囲を極端に狭くできる。
画像処理ソフトにて
しかし大判カメラなんて、普通の人は持ってないだろう。
そこで、今回は誰にでも簡単にできる、Photoshopなどの画像処理ソフトを使う方法で、普通に撮った写真をミニチュア風に加工してみた。
要は、前後がぼけてればいいのだ。 |