H氏・O氏は中央高速で山梨某所へ。とあるICで降り、そこから山間部を目指す。
今回の狙いはオオクワガタ。しかしそれはめったに見られるものではない。お2人は10年前からこのツアーを敢行しているそうだが(ちなみに2人とも30代。高校時代の同級生だそうである)、1度も見たことがないという。
今でこそ、養殖モノならホームセンターなどで数千円で買えるオオクワガタだが、両氏の小さい頃には最低で3万はしたそうだ。
ちょうど、魚釣りに行く人が「今日は鯛釣って帰るからなー!」と言うのと同じ。「オオクワガタ捕りに行く」といっても、オオクワガタは気合入れるための「概念」に近いのだ。
私のフェロモンが勝つか
夜までにすることといえば、場所の下見とエサの仕掛け。これが重要だ。明るいうちに、ポイントとなる木がどこにあるのかアタリをつけておかないと、暗くなった後ではどこがどこだか全くわからない。そしてその木とは、クヌギである。とにかくクヌギを探すのだ。
そしてポイントは、
・樹液が出ている
・カナブンなどが集まっている
そういう物件を探すのだ。聞けば彼らは昼過ぎから18時くらいまでずっと、目を皿のようにしてそのようなクヌギを探していたのだという。すてきな大人だ。 |