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フェティッシュの火曜日
 
自宅で大皿料理
ひとり暮らしに不必要な大皿、買ってきました。


中華・イタリア料理なんかによくある「大皿料理」。自称・大食漢ならその響きだけでグッとくるものがある。揚げ物でも煮物でも、デカい皿にドスンと盛られただけで味まで美味く見える。気の合う友人との会合に、家族とのホームパーティに、先方とのご接待に、と一枚の皿を箸でつつき合う姿は場の空気すら和ませる力もある。

基本的には集団の食事に使う大皿だけど、ひとり暮らしでも一枚あるだけで食生活が潤うかもしれない。

大坪ケムタ



マイ・スウィート・大皿を探しに

まずはマイ・大皿を買わなくては。普段使ってる皿というとせいぜい100円ショップレベルだけれど、さすがに無さそうだ。ということで、日本の食卓グッズが何でも揃うかっぱ橋道具街へ。


調理道具・食器から店舗装飾まで揃う街。
こういう食器屋がズラリ並んでます。
伝票だけでズラリとか、
サンプル専門店も。いいコピーだなぁ。

かっぱ橋は始めて行ったんですが、食器・調理道具以外にもサンプル・看板といった店舗グッズもひとそろい揃ってて、ふらふら見るだけでも面白い。店頭が何も入ってない空のケースばかりで「あれ、店じまいかな?」と思ったら「食品ケースのお店」だったり。

アーケードを見上げれば各店の軒先に並ぶシンボルマークが気になる。空を飛んでる女の子モチーフなんだろうけど、先が尖ってて包丁をイメージさせちゃう。


店じまいじゃありません。
スーパーマンにも包丁にも見えるシンボル。

さて、肝心の大皿探し。もちろん食器屋は山とあるので「大きな皿」はあるのだけど四角皿とか、ゴツゴツした素朴なやつばかり。今回はできれば汎用性高そうな丸い奴が欲しいのだ。

と見回してると、オッ、いかにもふぐちり用っぽい大皿が。オー、フォトジェニック!と思いきや、


しかし28000円!それは出せん。

むむう、こういう道具街なら安手で手に入ると思ったのだけど‥。普通サイズなら2、300円程度だったりするけど、大皿となると柄なんかなくてもちょっとお高い。

しかし、それはそれで28000円に比べるとそこそこの値段のを入手。とりあえずシンプルな白&丸皿。


中央奥のが手頃っぽい。

4000円強と安くはないが、そんなもんかしらん、と購入。上写真だと分かりにくいですが、家で広げてみるとこんなサイズ。


こんなサイズ。真ん中は500円玉です。

直径36cm。幅だけ見れば普通の皿の倍程度だけど、陶器だけに重みが。この俺だけの大皿で、俺だけの大皿料理をいただくのだ。

 

大皿で普通に一人前を食べてみる。

とりあえず、皿を買った帰りに近所のスーパーでおそうざいを買ってきたから夜ご飯にしよう。この大皿で。


まぁ貧相な1人暮らしの食卓。

盛ったら、とりあえずこういうポーズ。

えー、あらためて写真で見てみるとモデルの人が大きいのでそれほど大皿に見えないのが発覚しました‥。

しかし、刺身の枚数を見れば分かるとおり、それなりの量があるにも係わらず真ん中に寄せてるだけでお洒落なフレンチの前菜みたいに見えるのが、さすが大皿というか。適当にオリーブオイルとかかけると、さらにそれっぽそうだ。


前菜に見えるけど、全コース。

ではさっそく大皿で食事といきますか。まずはサーモンから。いただきまーす。


ぱくぱく。
ぱくぱく。
ぱくぱく。
皿、重いよ!

ちなみに皿の重さは2キロ。上の写真の皿の角度でわかるとおり、持ってるだけでどんどん下がっていく。食いながら痩せる!肉を食べてるのに筋肉がつく!なんて画期的なトレーニング法なんでしょう、ってわざわざ皿を持たなくても、腕に重しつければいいだけの話ですが。

やっぱり、普通の皿代わりというには不便。やっぱりひとり暮らしには向いてないのか?このために家族でも作ろうか?いや、ひとりでも大皿料理は楽しめるはずだ!


でも、運ぶ時は便利ですね。

 

 
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