あぁ、それにしても普通な町だ。
正直、普通すぎて語ることが何も無い。
……なるほど。つまりスリジャヤワルダナプラコッテとはそういう場所だったのだ。
もともと何も無かったコロンボ郊外のひなびた村に、
人造湖と国会議事堂を作り上げ、そこを新たな首都に仕立て上げた。
それは長いこと異国人に支配され、異国人によって作られたコロンボという首都から脱却し、
シンハラ民族のアイデンティティを再確立するためなのか。
「スリジャヤワルダナプラコッテ」は「スリ・ジャヤワルダナ・プラ・コッテ」と切る。
スリは輝くという意味、ジャヤワルダナはスリランカ初代大統領の名、プラは街、
そしてコッテとは15〜16世紀にこの地に栄えた、シンハラ人王国の名なのである。
あ、こういう話には興味無いですか?スミマセン。 |