先日、奄美大島を旅行してきた。 青い空と海、白い砂浜、焼けるような太陽にどこまでも深い緑の森。 とても素晴らしいところだったので、島の様子を皆さんにお伝えしよう。
(工藤 考浩)
鹿児島空港から奄美大島へ
東京から奄美大島へは、鹿児島空港で乗り換える便で向かった。 羽田発の直行便もあるのだが、奄美大島は梅雨が明けて台風が来る前の絶好のシーズンということもあってか、あいにく満席だった。 先月訪れたばかりの鹿児島空港から、小さなプロペラ機に乗って島へと飛び立った。
SAAB社製プロペラ機
鹿児島からの飛行機はスウェーデンSAAB社製のSAAB340だった。 乗り慣れている主要航空路線の飛行機と比べてとても小さく狭いのでやや心配ではあったが、天候が安定していたこともあり、快適なフライトだった。
奄美は夏だった
鹿児島から1時間弱で奄美空港に到着した。 梅雨のまっただ中の東京から、わずか数時間で真夏の島に。 飛行機のタラップを降りたとたん、南の島の太陽がじりじりと照らしはじめた。 その日差しに、遠くへ来たんだなと感じた。
はるか南国の空気
空港には宿泊先のホテルの車が迎えに来ていた。 クーラーの効いた車内から奄美の景色を眺める。 初めて見る島は、そのすべてが色鮮やかで、東京で見るコンクリートの風景とはまったく異なる。 窓を開けると、海風が頬に気持ちよい。 潮の香りも、関東の海岸線を走っているより強く感じる。すべてが鮮やかなのだ。