立派な球場だ

調べたら会社にほど近い大田スタジアムで開催していた。ナイター設備もある立派な球場である。

しかも球場のまわりに人がわさわさいる。野球部本人、その父母、応援の同級生。チアガールもいた（写真を撮ると変態っぽいので撮ってません）。

野営でもするのかというぐらい食料をもってきている関係者もいた。覗き込んだら衣装ケースいっぱいにおにぎりが入っていた。すげえ。さすが10代＋体育会＋男というごはんをたくさん食べる条件を満たした集団だ。

こういうのを見て嬉しくなってしまうのは年をとったと思う瞬間である。

ビールも売ってる

グランドも立派。スタンドの売店ではビールや焼きそばも売っていた。売店なんてないと思って近くのコンビニでおにぎりを買ってきてしまった。

全席自由なのでふだんは座れないバックネット裏に陣取る。一塁側、三塁側はそれぞれ学校関係者の応援席だが、バックネット裏はビール片手に見ているおじさんがほとんど。

いちばん野球がよく見られるところに気軽な人が気軽に座れてうれしい。

衝撃の口ラッパ

スタンドでは主に補欠の野球部員が応援していた。その声だけでプロ野球の二軍以上の盛り上がりである。ある高校の応援は口ラッパだった。

メガホンを持った男子が

「ぱぱぱーぱぱぱーぱぱぱぱぱー　ぱぱぱーぱぱぱーぱぱぱぱぱー（狙いうち）」
とか
「ぱーぱぱ　ぱーぱぱ　ぱぱぱぱー（わーたしピンクのサウスポー）」

と声を揃えて歌う。選手ひとりひとり違う曲だ（全部ぱーだけど）。ブラスバンドがないのか、応援に来てくれなかったのか。しかも楽しくなったのかヤケになったのか、途中から踊りながらぱーぱー言っていた。無条件に応援することに決めた。

口ラッパの学校もあれば、ザ・高校野球というブラスバンドで応援するチームもいた。地元のおじさん（と思われる）がひとりでラッパ吹いていた都立高校、野球部員の父母までそろいのユニフォームを着ている私立高校。応援のテンションは学校によって全く違う。

気合いが入ってる私立高校は、スタンドに座ってるひとに麦茶を配っていた。関係ない僕にまで配っていた。どうもすいません。