いつ固まったかは不明
煮始めてからどれくらいの時間が経っただろうか。30分くらいか。やっと表面が泡立ってきた。
冷蔵庫に入れる前に放置してプリンの粗熱を取るのだが、それだけでも3時間ほどかかった。どんだけの量なんだ。
作り始めたのが深夜だったこともあり、冷蔵庫に収めるやすぐに寝てしまった。よって、いつ固まったかウォッチングしていない。
そして翌朝。冷蔵庫を開けて取り出してみると・・・。
うーん、そうそうこんな感じ。小・中学校の給食当番のときにフタを開けて最初に見た光景は、こういうものだったのだ。豪快にして素朴。見渡す限りのプリン。プリン・・・。なぜプリンがこんな入れ方なんだ。ふだんはひじき煮や鳥の照り焼きが入っているバットになぜ。あらためて込み上げてくる、薄っすらとした不安感。
このプリンをこれからどうするかといえば、ある場所に持っていき給食当番よろしく私が配膳して回るのだ。そこまでがこの給食プリンの完全形、なのである。