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ちしきの金曜日
 
地下鉄ホームのその先

■覗かせてくれる人とくれない人


つつましくも充分なでっぱり。これだけあれば充分。

本当だったら線路に降り立ち、なんならトンネル部まで歩いて入っていって心ゆくまで鑑賞したいところだが、残念ながらそうはいかない。なので、こうやってホームの端っこから、法的にも倫理的にも許される限りでちらりと覗かせて頂くわけだ。

そこには必ず「立入禁止」の表示があり、淑女の素の姿は、そう簡単には覗かせまいというメッセージを受け取ることになる。

ホームの端っこの空間設計は多種多様。同じ線でも駅によって異なり、場合によっては同じ駅でも端っこによって違ったりする(ふつう、2車線のそれぞれ先頭方向と最後尾方向で計4か所に鑑賞ポイントがあることになる)。

まったくトンネルっぷりを見せてくれないところもあれば、観光ガイドに「ビューポイント!」とか記号が付いてるんじゃないかと思うぐらい充実したスペースを設けている感心な駅もある。


上の場所からちょっとだけ覗かせて頂くと、こんな感じ。やんわりと下っていくさまがエクセレント。

ややゆとりのある鑑賞ポイント
こちらは柵に守られ安心感がある

いずれにせよ、無理な覗き行為は厳禁。立ち入るなと言われたら立ち入るまい。あと電車が入線してこないタイミングを見計らっていこう。

上の例ぐらいあれば、こんな姿を見ることができる。すばらしい。


いかにもトンネル、といった佇まいに好感が持てる

こちらはさらにシンプルなつくり。すがすがしいトンネルっぷりだ。

頑として寄せ付けない箱入り娘対応

いっぽうで、左のようにまったく覗かせていただけないケースもある。一番端の壁から距離を保った上での立入禁止柵は一番のガードだ。派手なオレンジ色に強い意志を感じる。

こんな風にされてはどうしようもない。いつか路線メンテナンスの職に就くまでおあずけだ。


ホームが無駄に長いのか本当の端っこまで柵が続いているこんな例も。もったいない。

 

 
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