デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ


フェティッシュの火曜日
 
イルカフィーバーはきていたか

全体の位置関係は拡大縮小・ドラッグしてご確認ください


2007年8月8日北区を流れる新河岸川でイルカが発見された。8月10日には上流の朝霞市でも目撃された。

2002年から2003年にかけてはアザラシ、2003年はボラ、意外な川に意外な動物があらわれてきたが今年はイルカだった。

そしてそのたびに当サイトでは現地の様子をレポートしているのだ(「ボラ大量発生」「鶴見川アザラシ探索」「いまさらタマちゃんを見に行く」)。

またタマちゃんのときのようなフィーバーが起きているのかもしれない。イルカも見たいがその浮かれたようすも見てみたい。(林 雄司



東武東上線 朝霞台駅。イルカブームなし。
「あの川、どぶ川だよ」

朝霞市・新河岸川にあらわれた

前日にイルカが目撃された朝霞市にやってきた。駅前はすでにイルカブームなんではないだろうか。イルカTシャツとか売ってたりして。

と思ったが全く普通だった。イルカがいるとは思えないふつうの駅前である。

駅から川までタクシーに乗った。運転手さんにイルカについて聞いてみた。

・ああ、新聞に載ってたね
・でもあれ、どぶ川だよ
・この暑さじゃ誰もいないんじゃないかな
・新河岸川より、その近くの黒目川は鮎がたくさんいる
・友釣りしたら面白かった
・荒川も水鳥がたくさん来るぐらい魚が豊富なんだ
・でも新河岸川はどぶ川だよ(2回目)

要はどぶ川らしい。釣りをしてたら「そこ、水たまりだよ」って言われた気分である。まだ始まってもないのに。

 

誰もいない…
浮かれてる見物客(ひとり)


誰もいない

確かに誰もいない。フィーバーは起きていない。見物客もテレビ局も来ていない。

川に迷い込んだ生きものはそうそう見られるものではない。一連のアザラシフィーバーでみなそう学習したのかもしれない。学習してないのは僕だけか。僕だけまだ教科書の一学期のところを読んでるみたいだ。

ウォーキングや犬の散歩中のおばさんにイルカを見てないか聞いてみる。

「しらないです」
「さあ…」

あのおばさんは家に帰ったら家族に言うだろう。「イルカを見に来てる人いたわよ。」  浮かれてる人を見に来たはずがいまの僕がいちばん浮かれてる人になっている。

人がほとんどいないなか、ノラの動物たちが自由に活動していた。

サギ
ハト
ハトを狙うネコ
狩りの邪魔をされてムッとするネコ
いないかなー

…かなー


赤羽に移動

朝霞はあきらめて最初に目撃された場所に移動した。赤羽岩淵水門の近くだ。

ちなみにここは七輪イベント闇鍋など当サイトでかつてよく使っていた場所だ。そこにイルカがあらわれたとしたら会いに行かなければならない。

そんな一方的な思いは全く通じず(さすが野生動物!)、3時間粘ったがイルカは現れなかった。イルカを探す人たちもいなかった。

イルカがいて慌ててるというニセ動画でも撮ろうかと思って水面をビデオで写していたら車に乗ってる人に声をかけられた。

「すいません。テレビXXのものですが、S崎さんですか?」

S崎さんという人がイルカのビデオ撮影に成功したという情報があり、その人を探しているという。この情報の錯綜感こそ野生動物が現れたときの雰囲気だ(タマちゃんのときは「アザラシは200キロで泳ぐ」とか見物人のあいだで怪情報が飛び交っていた)。わくわくする。

なにより僕ら以外に浮かれてる人を見ることができて嬉しかった。

いたとしても見えない………。
イルカを発見した風の映像(うそです)

これでおわりの予定でしたが

フィーバーしてませんでしたという現地の様子でまとめるか…と思って家に帰るとイルカが再びあらわれたというニュースが流れていた。こんどは板橋だそうだ。

板橋!

僕の地元だ。板橋観光などという記事も書いた。板橋に来るなら言ってよ〜、と妙な地元意識が頭をもたげる。もう1日だけ、こんどは板橋に行ってみよう。

中間地点に現れたことになる



 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ

アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation