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フェティッシュの火曜日
 
八郎潟水門を自分で開閉して海釣りに出る


先週から秋田での体験を書いています。まあ「大人の夏休み」ってやつですな。

秋田でお世話になった知人Tさんがなんとボートを所有しているということで、海釣りに連れて行ってもらいました。ゴージャス。

私は海釣りはおろか釣り自体初めてで、あまりの展開に「おおー・・・」と静かに感動していたところ、周囲の楽しみポイントはまた違うところにあるらしかった。
「乙幡さん、八郎潟調整池から外海に出るとき、マジンガーZみたいなんですよ!」
と、なんだか妙なことで興奮している。マジンガー?あの、プールから出てくる感じか?ザザーッと。

でもそれはいったいどういう状態なんだ。

ということで主にそのマジンガーぶりに焦点を当て、海釣りのことを書いてみたいと思います。

乙幡 啓子

裕次郎・こうすけ・タイタニック

7月某日。大潟村の真ん中を突っ切って車を走らせる。Tさんとの待ち合わせ場所に向かうためだ。
大潟村は八郎潟の干拓によってできた村。とにかく平らでだだっ広い。距離感がつかめない。


こんな道が何十分も続くので眠くなって危険だ。

Tさんはどこにいるかというと、ボートを冬のあいだ係留している場所から、我々が乗り込みやすい場所へと移動させている最中。我々は待ち合わせ場所の岸に降り立った。


時代劇に出てきてもおかしくない風景。水面がシンメトリー。

Tさんはどのへんにいるだろう。いったいどこからやってくるだろう。緊張しながら耳をすます。すると、静寂を少しづつ破りながら、ボートのエンジン音が近づいてきた。あっ、あそこだ!

「バーーー・・・ババババー」と脳内で擬音を足しながらご覧ください。
(クリックでちょっとずつ動きます。)

Uターンして接岸。裕次郎みたいでしびれるぜ。
これが船内だ!

最初、ボートがあまりにも後ろにそっくり返りそうになりながら走ってきたので、半分沈んでるのかと思った。操縦しているはずのTさんがまったく見えない。早くも海釣り、頓挫かと一瞬思った。

おほ!おほ!おほ!などと嬌声をあげて迎える我々。「すげー!」「すんごい!」とバカみたいに繰り返す。だって船ですよ個人の。それを「ちょっと車で駅まで迎えに行ってくるわー」みたいなノリで操縦しているのである。

カメラを構えるのももどかしいくらい、あたふたとボートに乗り込む。ライフジャケットを着て所定位置について、さあ出航でい。


船は前の所有者のお名前なのか「こうすけ」号である。
なんというか、こういうものを動かす用事が日常の中にある、というのがすごい。
お約束のタイタニック。なんだか腕がたくましいようだが。

 

私は特にアウトドアに凝っているというわけでもなく、むしろその逆で年中白い顔をして暮らしているのだが、「ボートで沖に出て魚を釣る」という、今までの自分にとって縁がないと思っていたことをこうしてやってみると、実に面白い。大変興奮する。なぜ今まで誰も教えてくれなかったんだ。

ボートの先頭で風を受けて(このときはちゃんと座ってないと危険)水面を疾走すること十数分。八郎潟調整池の果てに、なにやら異形のものが見えてきた。

これが、八郎潟と外海との境界、八郎潟防潮水門。この水門によって、八郎潟が淡水に保たれているわけだ。いよいよその核心に迫っていく。


火星人?どんぶり君?(って誰だ)
スピードを落として近づいていく。

 

 
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