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ひらめきの月曜日
 
「ひじきの二度めし」に挑戦


本日の主役、ひじきです。

この不思議な名前の食べ物に遭遇したのは、阿川弘之と向田邦子の対談を読んだ時のことである。

“食べたことはないが、最高においしいもの”という話の途中で、向田氏が「昔、貧しい漁村では、食べたひじきを洗って、もう一度食べたんだそうですよ。それがふっくらして柔らかくて、大変においしいんですって」と語るのだ。

…うわあ、と思った。おいしいのなら食べてみたいが、どう頑張っても再現できそうにない。しかし「なんとなく似たもの」なら作ることが出来るのではないか?

はい。作りました。

高瀬 克子



何年越しの夢だろう

当サイトで記事を書くようになって数年が経つが、実はこの企画、かなり初期の段階でウェブマスターである林さんから「それはちょっと…」とダメを出されている。

そりゃそうだろう。再現方法によっては、読むに耐えない記事になりそうだ。

それでも諦めきれず、科学的な記事を得意としているライター佐倉さんに「消化器官を通った食べ物を作るにはどうしたらいいですか」と聞いたこともある。(答えは「わかりません」だった)

やっぱり再現は無理なのか…と、ひじきのことは忘れかけていた矢先、先週の土屋さんのこの記事を読んで「ああっ!」と声が漏れた。

そうか、これなら再現できるかも!


STRONGの表記に文字をもらう
ちゃんと「消化不良、消化促進」の文字あり。

まさか土屋さんの記事にヒントをもらうことになろうとは思ってもみなかったが、記事の中では米がきっちり消化されている。

「胃酸に似せた効果を得るにはどうしたら?」とか、そういう難しいことを考えていた自分が愚かしい。答えは身近に転がっていたのだ。


ビンに胃腸薬を入れたら、
お湯を注いでかき混ぜます。
すかさず、ひじき投入。
わりと強烈なニオイ発散中。

胃袋を再現するために、今回はぬるま湯を使用した。きっと体内は、なま暖かい状態なのだろうと思うのだ。

お湯が冷めてきたら、温かい湯を張った鍋に入れる。温度が下がらないよう、それはもう、大事に大事に管理した。なんたって、数年越しの夢が実現するのだ。


どう変化するんだろう

蠕動に匹敵させるべく中味を時々かき混ぜたりしながら、疑似胃袋を管理すること2時間強。見た目にほとんど変化はないが、「ま、消化したんじゃないの?」と判断を下し、さっそくひじきを調理してみた。


右は比較のための、胃腸薬なし普通ひじき。

 

 
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