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ちしきの金曜日
 
笑顔の免許証、できた
 


運転免許証更新案内のハガキが届いた。
なにげなく眺めながら、注意事項などを読んでいてふと思った。
「笑顔がダメとはどこにも書いてないな…。」
そこには、6ヶ月以内・無帽・正面・上三分心・サイズなどの注意書きはあったが、表情については何も書かれていなかった。

以前の住さんの記事「免許証の顔を笑顔にしたい」は大変興味深い記事だった。それを読むとたしかに笑顔はダメっぽいのだが、しかし手続きの段取りなどが私が今まで受けてきた更新手続きとは微妙に異なることなども気にかかっていた。そこで…、ダメ元で笑顔の写真を持って行ってみたのだ。

(text by T・斎藤



現在の免許証

免許証の写真は、多くの場合、犯罪者みたいな顔で写ってる。
たとえば現在の私の免許証の写真はこんなんだ。


ひ、ひどい

これでは国籍すらわからないと思う。
免許証の人相が悪くなる理由のひとつは、真顔にあると思う。これが笑顔だったら少しはましなんじゃないか。

汚れもひどい。
これはずっと財布に入れて持ち歩いてたせいだ。

ちなみに、この写真は警察署の近くの証明写真機で撮ったものである。住さんの記事では持参した写真は使われず、結局その場で撮った写真が使われたが、私が今まで経験した免許更新では、ほとんどが持っていった写真をそのまま使われた。場所によって、いろいろあるんだと思う。

というわけで、写真さえ通れば、笑顔の免許証ができるのでは、と思ったのだ。


笑顔はダメとはどこにも書いてない

更新案内。
何度もよく見たのだが、どこにも表情については書かれていない。

写真は、今回はデジカメで撮って家でプリントアウトして用意した。最近のプリンターは写真屋で現像したのと遜色ないくらいきれいに出る。


上記の4枚を準備

笑顔の程度に合わせて、3種類、4枚用意した。
「ダメです」
と言われた時に即座に真顔の方を渡せば、時間的ロスを最小限に抑えることができる。

 

いざ警察へ

更新手続きは平日の昼間でないといけないので、このために仕事を休んで警察へ。手には笑顔写真。



警察内の免許証更新コーナーに行き、
おそるおそる写真を提出。

最初に出したのはこちらの写真だ。


超笑顔

「これでもいいでしょうか?」
といった弱腰の姿勢は見せず、黙ってこれを差し出した。

受け付けたのは、やさしそうな感じの女性の担当者だった。

が、案の定
う〜ん……、これはちょっとぉ…
という反応。

やっぱりダメだったか…
そう思った時、意外な言葉が帰って来た。
顔が大き過ぎるんですよぉ。

免許証に貼る写真は、3cm×2.4cmなのだが、私が持って来た写真はサイズが大き過ぎて、トリミングするとおかしなことになってしまうという。

そして気になる顔の表情については
なぜか何も言って来ない。

あまりに何も言ってくれないので、ついに自分から
ひょ、表情の方は、大丈夫なんでしょうか?
と尋ねてみたところ、
そうですねぇ…、たぶん大丈夫…と思うんですが、もしかしたらダメかもしれません。微妙なところですね。
とのこと。な、なにぃ〜〜!?

しかし同時に、別のかたが証明写真の基準について黙って調べていた。出て来た紙を見せてもらうと、激しく表情を崩してる場合はNGだが、笑顔でも本人とわかるようならOK(微笑みなど)という感じのことが書かれていた。

たしかに、上の写真は微妙だ。
そこで、
「これならどうでしょう?」
と、2番手の写真を出した。


まあまあの笑顔

すると、
ああ、これなら!
と、余裕でイケるという感じの明るい返事。

なんと!笑顔の免許証写真いけるじゃないか。
(一枚目の写真が見せ球効果を発揮したのかもしれない)

それならば!と、いったん家に帰ってサイズを変えて作り直してくることにした。笑顔の免許証ができるんであれば、それくらいの手間はなんてことない。


控えおよび抑え

というわけで、最後の切り札として用意していた真顔バージョンは見せずに済んだ。これを見せてしまったら、
「最初からそれにしてください!」
と言われかねない。


たしかに3.2cm

家に帰って、写真のサイズを測ってみたら、たしかにデカかった。画像を作成する時はちゃんと測って作ったつもりだったが、印刷する時に大きくなってしまったようだ。


うっ、あきらかにデカイ!

再提出

こうして作り直した写真を持って、再び警察へ。



今度は、別のかた(女性)が受け付けて、
たぶん大丈夫だと思いますが、ダメだった場合連絡が行きますので、その日のうちか翌日までにもう一度来てください。
と言われる。

平日の昼間に急に呼び出されても、仕事があるから普通困る。が、しかしだからと言って安全牌(=真顔写真)は渡さず、あくまでも勝負牌一本で挑むことにした。

念を込める意味で、任意である交通安全協会への協力金(2500円)も払った。

書類は運転免許試験場に送られ、そこで処理される。
出来上がりは、3週間後。

 

そして待つこと3週間…


ほんとにできたよ!!

やったー!うれしい!

免許証をもらってこんなに嬉しいのは、初めて免許をとった時以来だ。自慢の一品だ。

ところでどうして住さんはダメだったのに私はできたのか?
・あれからルールが変わった
・都道府県によって基準が違う
・住さんはうっかり失効していた。そういう人には厳しい

そのあたりはよくわからないが、
しかしこうして出来上がった免許証を眺めてみると、笑顔の方が断然印象がいいので、これからはこっちがスタンダードになるべきではないだろうか。犯罪も減るような気がする。


 
 
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