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フェティッシュの火曜日
 
生麩で低反発まくらは作れるか

またもあのマンガの呪縛

実は、先ほど失敗しておでんダネになってしまった小麦粉は用意したうちの半分。残りはまだ冷蔵庫に寝かせてあるのだ。


また1時間ほどもみ洗い・・・。
できたのがこの未確認生物。

水洗いしてでんぷんを流し去り、残ったのがこのグルテン玉。ねっとりとしているが触っても手にはくっつかない。

昔、「美味しんぼ」というマンガで、貧しかった子供のころグルテンで作ったガムを噛んでいた、というくだりがあり、その「グルテンガム」を実際にやってみたことがある。クニョクニョで気持ちよかった。あれが生麩になるのだ。

あのイメージが頭にあり、それで「生麩ならまくらにどうか」という思考をたどったわけだ。生麩、というより「グルテン玉」のほうがイメージに近いかもしれない。


大量のグルテン、押してみる。
跡はつくが、ゆーっくりと元に戻る。

ここに、NASAも考え付かない「グルテン低反発まくら」が誕生した。

この取材が終わったら食べる気でいるので、きれいな袋に入れ口をしっかり閉じる。では実際に頭を預けてみよう。


まくらと言い張ればまくら。

「!」けっこううちのまくらに近い!かも!
でも頭を外しても元には戻りませんでしたとさ。

 

・わかったこと

  • 小麦粉の玉は水洗いOK。
  • でもあの量だと、完全に洗いきるまで2時間はかかるだろう。
  • でもグルテン玉は低反発まくらの感触に近いことは近い、といっても過言ではなくはない、のではない、だろうか。
      

・苦労したところ

  • 大量のグルテン玉をいっきに煮るとどんどん膨らんできてとても怖い。
  • 大量のおでんダネが真夏にできてしまったので明日からの献立がこわい。

・感想

  • ビニールに入れたらひんやりして気持ちよかった。夏向け。でもグルテンのおかげではない。
  • もっと大量の粉で作ったらもっと感触は近かったかもしれないが、もう2度とやらないだろう

 
 
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