夜になりました
夜になった。繁華街のゴミ箱にとって厳しい夜がやってくる。左の写真は詰め込まれたゴミ箱。
スタンダードな雰囲気だが、ここまで詰め込まれてしまうとやはりかわいそうな感じがする。ゴミ袋がかぶせられている位置から、ゴミ箱のキャパ以上めいっぱい詰め込まれているのが分かる。おそらく回収する人は1本ずつ抜き出さないと回収できないだろう。
ゴミ箱が復讐する日
こちらも限界まで缶を捨てられふたが盛り上がってしまったゴミ箱であるが、どこかニヒルな、「覚えておけよ」とでも言いたげな怒りがこのゴミ箱からは伝わってくる。おそらく、ゴミ箱の上の看板「少量危険物貯蔵取扱所」という文字がその感じを演出しているのだろう。ゴミ箱だからって、ただゴミを捨てられるだけで終わると思うなよ。そんなハングリー精神が伝わってくる路傍のゴミ箱である。
と書いていて思ったが、この僕の感情が皆さんに伝わっているか不安です。ゴミ箱同様、原稿のほうも愛を持って接してください。
耐震偽造ゴミ箱
続いてのゴミ箱はズバリ「耐震偽造」。
今にも倒れそうなゴミ箱である。電柱があったから何とか耐えたものの、このまま行けば真ん中のゴミ箱は確実に倒れてしまう。倒れてしまったゴミ箱ほどかわいそうなものはない。ヘタすれば車に引かれて一生を終わらしかねない。
がんばれ、倒れるな。そう応援してやりたくなるゴミ箱だ。
ここからはグランプリ発表へのカウントダウンです
段ボールの回は結局グランプリが決まらずに終わったが、今回はグランプリをちゃんと決めようと思う。 まずは部門賞から。
ボロボロ部門
まずはボロボロ部門にノミネートしたのは以下の2つのゴミ箱です。おめでとうございます。
色の違うテープで補強されていることから何度も補強の目にあった左上のゴミ箱と、熱のせいなのかどろどろに溶けてしまった右上のゴミ箱の2つがボロボロ部門のノミネートでした。
灰皿部門
街中の灰皿もゴミ箱に負けず劣らずかわいそうでした。中でもかわいそうだったのは以下の2つの灰皿です。
左上の灰皿は1日分の灰とはどうも思えない。おそらく何日も掃除されていないのだろう。かつて見たことがない量の灰がある。対する右上の灰皿は灰皿なのに大量のゴミを捨てられてしまったパターン。どちらも哀愁漂う灰皿だ。
ワイルド部門
悲しい灰皿のオンパレードだが、さすがにそればかりではこちらの気分も滅入ってくるのでワイルド部門を作ってみました。受賞は以下のゴミ箱
もはや上のふたが役に立っていない。ワイルドなふたのされかただ。その場しのぎの様子の例えとして「臭いものにふたをする」ということわざがあるが、これほどその場しのぎのふたもないだろう。
最後はいよいよグランプリです！
僕の選ぶグランプリ
もはや隣の自販機でジュースを買う気も失せるようなゴミ箱。穴がいくつかあって、穴によって分別されるはずが、まったく分別されてない。しかも、『（分別に）ご協力下さい』というメッセージ。分別へのご協力どころではない散らかりっぷりにはハンカチを差し出さずにはいられない。泣けるゴミ箱でした。
ひどい写真ばかりで恐縮だったので最後におまけとしてかっこいい部門と清潔そう部門を作ってみました。
汚い記事ですみませんでした
ずいぶんと汚い記事になってしまったかもしれない、もしも不快な思いをした人がいたら申し訳ない。
ただ、これが僕らの街のありのままのゴミ箱の姿だ。あらためて見直してみるとずいぶん汚い。
ゴミ箱に無理やりゴミを詰め込んだことがないかと問われれば僕にはある。だから偉そうなことなどいえないが、今回のロケを通じて、ゴミはあふれないように捨てよう、もしゴミ箱があふれそうだったら僕はゴミを捨てずに持って帰ろうと思った。
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