ホームページアドレスのドメイン名を使って、何かメッセージを伝える事は出来ないだろうか。例えば自分の略歴を伝える、とか。ドメイン名が履歴書の代わりになっているサイトだ。何だか合理的な感じがする。
実際にドメイン名を取得してサーバーを立ち上げるところまで、やってみました。
※ドメイン名とは… 「http://portal.nifty.com」の場合、「http://」の部分をプロトコル表示といい、「portal」の部分がホストサーバー名で、「nifty.com」の部分がドメイン名ですね。
(text by 住 正徳)
履歴書を参考にする
まずはコンビニで履歴書を購入した。
久しぶりに履歴書を買ったのだが、僕が学生の頃とは随分様子が違っていた。用紙を折らずに入れられる大型封筒が同封されていたり、写真が簡単に貼れるシールがついていたり、宛名の書き方や面接マニュアルまで載っていたり、当時の履歴書はこんなに親切じゃなかった。また、E-mailアドレスや携帯電話の記入欄も昔のものにはない。そもそもE-mailも携帯電話もなかったのだ。一体どうやって連絡を取り合っていたのか。今思えば不便な時代である。
そして、履歴書を書く時はいつも、必ず2回は失敗していた事も思い出した。それは時代が不便だったからではなく、僕の注意力の問題だ。
記入例として、昭和47年生まれの岡田栄一さんという架空の人物の略歴が載っている。平成7年に東和大学経済学部経済学科を卒業後2つの会社を渡り歩き、現在は3社目を探して就職活動中、という設定のようである。
今回、この岡田栄一さんの略歴を伝えるドメイン名を取得しようと思う。架空の人物なので略歴も架空なはずだ。試すにはちょうどいい。
略歴をローマ字化する
履歴書的なドメイン名は、きっと就職活動中の学生さんたちに役立つに違いない。ドメイン名で略歴を伝え、そのホームページ上で自己PRをすればいいのだ。人事担当者の目にとまるに違いない。
しかし、岡田栄一さんは既に32才。就職活動中の学生さんと見立てるには年齢的な開きがある。なので、岡田栄一さんの生まれ年を来春大学卒業見込みとなるように変更した。その結果、出来上がったプロフィールが以下である。
この略歴をローマ字表記にする。
この表記でドメイン名を取得するのだ。うまくいけば、ドメイン名のみで略歴を伝える事が出来る。
早速、ドメイン名を管理する会社にネット上で申請を出し、ドメイン名取得の手続きをとっていく。
最初に上記ドメイン名の使用状況を調べないといけない。既に使用してる人がいないか、検索をかけるのだ。空いていればそのままドメイン名取得の手続きに移行できる。
岡田栄一さんは架空の人物で略歴も架空だ。空いてるに決まっている。
しかし、何度検索しても空いてないのだ。「.com」「.net」「.jp」いずれも×と出ている。1986年生まれで来春に東和大学を卒業見込みの岡田栄一さんは実在するとでもいうのか? しかも、僕と同じようにドメイン名を履歴書にしようと考えて既に取得している?
そんなバカな。
文字数に制限がありました
もちろん、そんな偶然があるはずはない。
ドメイン名には文字数の制限があったのだ。.comの場合、半角英数で3文字以上63文字以内なのだそうだ。上記のローマ字表だと293文字もある。それを約4分の1程度に縮めないといけないのだ。
一気に表現の幅が狭まってしまったが、決まりなのだから仕方ない。 63文字以内に収まるよう、情報を削っていく必要がある。
検討の結果、氏名と生年月日、そして来春、東和大学を卒業見込みである旨を残す事にした。
ドメイン名で略歴を伝える
63文字という制限の中、取得出来たドメイン名がコレだ。
年月日表示などを割愛してしまったが、かろうじて内容が伝わるドメイン名だと自負する。
また、注目していただきたいのは.comの前の部分。本来であれば「卒業見込み」→「sotsugyo-mikomi」とすべきであるが、文字数制限に引っかかってしまった。
そこで、「sotsugyo-mi.com」とする事で「卒業見込む」と読ませる事にした。 取得したドメイン名でサーバーも立ち上げたので、以下のサイトを訪問していただきたい。
略歴を伝えるドメイン名 http://okada-eiichi-male-1986-12-16-21-2008-towadaigaku-sotsugyo-mi.com
架空の人物、岡田栄一さんのためにサーバーまで借りてしまった訳だが、63文字以内であればドメイン名で略歴を伝えられる事が分かった。就職活動中の学生さんは是非参考にしてもらいたい。
就職活動以外でも、例えば自宅の住所をドメイン名にしてみたり、恋人への愛の言葉をドメイン名に託したり。色々と使えそうな予感がします。皆さんも是非お試しください。あ、その際、記号はハイフンしか使えませんのでご注意を。