改札から通路を渡って階段へ
無人の改札を抜けて、階段へと向かう通路を歩く。 通路の両側には窓があるのだが、この日の雨模様の天候と窓の外にうっそうと茂る緑のせいで、薄暗い。 古い建物独特の雰囲気と相まって、進んでゆくのにほんの少し勇気が必要だ。
階段入り口
道路の上をまたぐ渡り廊下のような通路を抜けると、やや広くて明るいかまぼこ屋根の通路にでる。 この先はいよいよ地下へと向かう階段だ。 どんな光景が待っているのか、期待と不安を半々に足を進める。
ずっうとどこまでも階段
階段の前に立つと、視界が歪むような、不思議な感覚にとらわれた。 延々とどこまでも下りの階段が続いているのである。 先がどうなっているのか、上からは確認する事ができない。 こんな長い階段を見るのは初めてだ。
進むしかない
まるでこの世の果てまで続くかのような階段だが、僕は越後湯沢に戻って新幹線に乗らなければならない。 つまり、この階段を降りてホームにたどり着かなければならないのだ。 意を決してこの長い長い階段に挑もう。