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土曜ワイド工場
 
凹だけど凸に見える立方体

 

右の写真、ただのダンボールに見えるかもしれませんが、実は一度分解して凹ませたものを、出っ張って見えるように撮ったトリック写真なのです。

これだけの説明ではどういうことかわかりにくいかもしれませんが、まぁそのうちわかります。面白いのでいろいろやってみようと思います。(荒原べんぞう



凹んでるけど凸に見えるとはどういうことか

今回やりたいことを言葉で説明してもなかなか伝わりにくいと思うので、まずは次の動画を見てください。

 

どうでしょう?騙されていただけたでしょうか?

要するに、普通の立方体に見えているんですが実は凹んでいて、それをうまい角度から撮影することで凸になっているように見せている、ということです。出っ張って見えなかった方もいるかもしれません。でもそこをなんとか、頭をやわらかくして積極的に騙されに行ってみてください。凸に見える瞬間がやってきます。逆にこちらの狙い通り凸に見えたと言う方、本当は凹んでいるのですから、凹に見えるようにがんばりながら、もう一度動画を見てみて下さい。。

もっと理解していただくために、製作過程を説明します。

   
ごく普通のタバコの空き箱
カッターを使って分解して
   
内側に折り曲げて
貼りあわせると完成
 
凸に見える

制作過程はたったのこれだけ。最初はすごく苦労しましたが、何度も何度も失敗してコツをつかんだら、今ではさくさく作れるようになりました。

しかし、本当に難しいのは制作よりも撮影するときのほうで、影にならないようなライティング、それから遠近法をごまかすため、作った立体を歪ませる、この2つがとても重要なのです。


影にならないライティングを見つけて
ぐっと絞って歪ませる

重要なのです、とかあっさり書いてしまいましたが、このへんのコツに気がつくのにも相当な時間がかかっています。たった一人で試行錯誤するのってとっても寂しいけど、あるとき急に楽しくなったりしますよ。うへへ。

 

 

いろいろやります

これをやろうと思ったきっかけはネットに出てたペーパークラフトです。ペーパークラフトを組み立てると恐竜だかなんかの形になって、やはり立体としては凹んでいて、それでどの角度からみても恐竜が自分を見てるように見える、とかそんなものでした。

これが面白くて、自分でも作ってみようと画用紙を切り出したのが始まりで、いろいろやってるうちに既製品の箱でやると面白いということに気づいたのです。

今まではただひたすらタバコの箱を分解してました。この例では一箱しかやってませんが、家には10個以上の分解されたタバコの箱が乱雑に置かれています。とにかく、タバコの箱でいろいろと実験を重ね、ノウハウを蓄積しました。

助さん角さん、もういいでしょう。このノウハウを使って他の箱でもいろいろやってみるのです。


 

 
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