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ひらめきの月曜日
 
お台場の南の島から見えた夕日
ここです


以前から気になっていた場所がある。

右の地図は東京の臨海部の地図だ。

ゆりかもめが通っていて、首都高が通っている場所がお馴染みのお台場。デートスポットに利用される東京で一番浮かれた町だ。

さて、僕が注目したのはその南にある島である。見たところお台場より大きな島がある。カーソルを合わせると東京都江東区(町大字名不明)と出てくる。人は住んでいないようだが、道路は通っているから島に入ることが出来る。

今日はこの島に行ってみることにしました。そこで見たものとは…。

(text by 梅田カズヒコ



青梅2丁目地先、地の先。
地図Aが銀座。Bが築地、C=晴海、D=豊洲、E=有明、F=お台場、G=中央防波堤。それぞれの時代にそれぞれの事情で埋め立てられた。

東京都江東区青梅2丁目『地先』

最初にネタばらししておこう。この島の名前は『中央防波堤』と言って産業廃棄物の埋め立て処分が行われている、つまり巨大なゴミ処理施設なのだ。

さっそくここに取材許可を取ろうと、住所を見ると

東京都江東区青海(あおみ)2丁目地先

と書いてあった。青海2丁目までは分かるが、番地が『地先』となっている。珍しい住所だ。いかにも埋立地っぽい、かつてそこには何もなかった場所に付けるような名前だ。

この場所は以前は江東区・大田区などが領有を主張していたが、どうやら江東区に帰属が決定したようだ。区によって色分けしているような地図を見ると、この島だけ区が決まっていないから真っ白ということをよく見たが、住所が割り当てられてひとまずはよかった。

どんどん海にせり出す東京、その最先端

早く現場を見たいところだが、もう一点だけ予習しておこう。今から行く中央防波堤はお台場よりさらに海にせり出したところに位置する。こうやって地図を見るとかつては東京の先端にあった築地から少しずつ、地層のように埋立地がせり出してきているのが分かる。晴海(埋め立て完了1929年)、豊洲(1937年)、有明、お台場、そして中央防波堤。

『このまま行くと東京湾中が埋立地になったりして』なんてことを冗談で話すことがあるが、築地が埋め立てられたころの江戸時代、当時の海岸線から遠く離れた中央防波堤の場所が埋め立てられる、と聞かされたら冗談としか思わなかっただろう。

 

最も海に近い東京へ…



カメラマンの車で一路、お台場から未知の島へ。けっこう長いトンネルを抜けると…

埋め立て処分場ってこんな感じ。

ところどころで風車が回ってます。

もっと荒涼とした場所を想像していただけに、わりと普通の港湾工業地帯といった趣でいささかがっかりだ。(実はこのあと、もっとすごい現場に行くのだが…)

さっそく本日一日島のガイドを行ってくれる東京都環境局中央防波堤合同庁舎に向かった。


東京都環境局中防合同庁舎

この庁舎の中ではゴミ処理にまつわる見学が日夜行われている。23区中の不燃ごみが集まってくるので、様々な小学校が社会科見学として取り入れているのだろう。


ちょっとデータは古い(平成4年)が、23区内で年間に24万9237個のふとんが捨てられたらしい。ふとん、捨てられすぎ
過去の東京都民の暮らしぶりも模型で紹介されていました。

実はこの中央防波堤の庁舎見学は当サイトのwebマスター林さんが以前に取材に行っていた。この施設は、中央防波堤の一番手前、下の地図で赤く囲った場所にある。

今回はさらに奥、まさに今処分が行われようとしている青く囲った地区へ出向くことにした。


今から向かうのはさらに奥にある埋め立て現場。

もちろん一般車両は進入禁止。

さあ、埋め立ての現場で見たものとは。心してページをめくるのだ。


 

 
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