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ロマンの木曜日
 
ポップアップ写真と昆虫紙切り:デザインフェスタでビッときた人々

どうですか。カラダも固まるってもんでしょう

 

奇跡の紙切り虫をみた

そこにあったのは昆虫を中心に、恐竜やハ虫類、海の生き物たちの立体紙切りだった。そしてどこまでも、趣味のにおいがする。 私の好きなものがギュイっと詰まっていて、興奮のあまり心臓がバクバクした。


羽はビニールテープがベストだそうだ。長年の試行錯誤の賜物だ
花に擬態して獲物をおびき寄せるランカマキリ。見本にするのは図鑑。

小さい頃から生き物が大好きだったというゴッドハンドを持つ浅見さん。

1日1作品を目標に、チョキチョキとハサミを動かし続けているそうだ。


心は三歳児のまま……(以下参照)ホメてます。

ご家族も全員参加で応援しているようで、毎日紙切りに没頭する浅見さんに奥さまは「本当にすごいと思います……応援したいなーって……」とおだやかに話してくださった。

浅見さんのすごいところはそのキャリアにもある。

スタートは3才。
この世に生を受けて3年目にして、ペンではなく、ハサミを持った、奇跡の人だ。

冬になると、昆虫が姿をみせなくなるのが寂しくて、作り始めたのがいまだに続いているのも奇跡に近い。



生き物への愛をひしひしと感じる、ウラも表も昆虫。
昆虫採集よりずっとエコ的だ
本物かと見紛う流氷の天使クリオネ
あまりにリアルすぎて、奥さまは触れないそうだ
水辺にいたら本物だと思う
フリーハンドでザクザクと切ってゆく熟練の技

昆虫好きの男の子のほとんどが、思春期の頃には興味の対象が女子になったり流行の音楽にシフトする。昆虫でいうところの変態を遂げるわけだが、浅見さんの生き物への情熱は、俗世に流されないほど力強いものだったにちがいない。

浅見さんの運営するブログ紙きり?切り紙?ハサミック・ワールドでは、今もなお毎日のように生物が誕生している。私の大好きな蜂やハエやアリ、そしてクモ……こちらもぜひご覧頂きたい。

おおげさと思われるかもしれないが、今、思い出すだけでも感動的にグッとなる。デザインフェスタ、あなどれねえ。来年も行こうっと。

グッときた人々

紙きり?切り紙?ハサミック・ワールド
マスダユタカHP(Germa ge-28 Website)
撫子凛 Rinne
夢うつつ雑貨店 NICHE
やじましょうこ[チクチクの日々]

ご協力ありがとうございました。心より御礼&尊敬申しあげます。

来年もまたお会いしましょう

 
 
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