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ひらめきの月曜日
 
アートパフォーマンスの裏側に密着

■イベント当日

アートのフリーマーケット「アート!ミート!マート!」の当日、会場に着くと、すでにアーティストの作品がたくさん飾られ、賑やかな空間になっていた。

会場は元々小学校だった建物の体育館なので、学園祭のような雰囲気もあって楽しげだ。

昨日荷物を運び入れた用具室に行くと、近美の皆さんは無事おそろいだった。
昨夜…いや今朝は3時半までイベントにいたそうで、皆さんほとんど寝ていないとのこと。


そんなこんなしている間に、イベントが始まった。
近美さんのパフォーマンスは「マザーで会場のあちこちに登場する」という内容のため、ステージで何かをおこなっているあいだは邪魔になってしまうので、うかうか登場できないのだ。

このスキにマザーの準備を…と思ったが、この用具室は天井が低く、ここではマザーを組み立てることができないことが発覚。

朝イチから思わぬハプニングである。

他のアーティストの皆さんも目下準備中。
寝不足で目の焦点が合わない近美の皆さん(写真もボケ気味ですみません)。

 

■イベント満喫

近美の皆さんが用具室で悩んでいるあいだにも、イベント会場は大勢のお客さんで大賑わいである。
特に家族連れが多く、かわいいアートを自分で作るコーナーが大人気。
人出が多く、通路を通るのも大変なくらいの大盛況だった。

かくいう私も、会場内の作品を見てまわったり、焼きたてパンを買ったり、トランプサークルのコーナーで遊んだりとイベントを満喫。
こういったオープンなアートイベントにはあまり来たことがなかったが、芸術うんぬんと肩肘を張らずに楽しめるのだなあと新発見だった。

さて私が会場をウロウロしているあいだに、近美さんたちは準備を始めたようである。
彼らは用具室内でマザーを組み立てるのはあきらめ、会場のすみっこで目立たぬように組み立てることにしたようだ。

パフォーマンスになるべくインパクトを与えるため、作品や自分たちの姿はできるだけ事前にさらしたくないが、いたしかたない。

私が様子を見に行ってみると、彼らは会場のすみっこでマザーを組み立てていたが、しっかり目立ってしまっている。
特に子供は興味深々で、「あれ何ー?」と親に尋ねる声がひっきりなしに聞こえてきた。

とりあえず、お客さんの興味は引いているようだ。

会場はお客さんで大賑わい。
その頃、用具室では近美の皆さんが悩んでいた。
「天井が低くてマザーが組めない…」
その頃、私はイベントを満喫していた。
トランプサークルで遊び中。
結局、用具室の外でマザーを組み立てることにしたようだ。

会場の隅でこっそり組み立て。
しかしお客さんにはまる見えだ。

 

■登場タイミングを計る

さて、無事マザーは組み上がり、調整も済んだものの、いつ会場に登場すれば良いのか。

ステージ上では次々とバンドが登場して演奏が続いているので、うっかり出てしまうとステージの邪魔になる。
演奏が切れたところで会場に登場したいのだが、演奏の切れるタイミングがよくわからない。

じりじりしながら、用具室に身をひそめてタイミングを計る。
おまけに用具室は寒い。

イベント開始から1時間ほどたって、ステージの演奏が切れる時間が来た。
今だ!

白衣に着替え、マザーと共に会場に登場!

…しかし、前述の、大勢のお客さんで混雑しているところに登場してしまい、パフォーマンスをしながら移動ができない…。

パフォーマンスも早々に、用具室に撤収する。
残念…!

この後、用具室の外にいる間に、バンドの楽器類を運び込まれてしまい、用具室に入れなくなるというハプニングがあったりしながらも、2回目のパフォーマンスを無事に済ませ、昼食のため控え室へ。

しかし、控え室は出演者の子供たちでいっぱいだった。
控え室の使用はあきらめ、空いているスペースでお弁当を食べることにする。

非常に寒い。
子供がいなくなったスキに控え室に入ってお弁当を食べ始めたが、すぐ子供たちが戻ってきて、結局我々が負け出た。
控え室の外は寒い。心も寒い。

パフォーマンスに関係ないところでも、予想外の出来事がぞくぞくと発生する。
これもライブの力だろうか…。
それともただ間が悪いだけなのだろうか…。

ステージの様子をうかがいパフォーマンスを始めるタイミングを計る。こっちから見ると怪しいです。
本日1回目のパフォーマンス開始。いざお客さんのところへ!
混雑しているところに行ってしまい、身動きできず…。
空いてた場所で昼食をとる。「ここ寒いね…」

 

■いよいよステージ出演!

午後からはステージ上でフォーラムが行われるのだが、その最後に近美メンバーとマザーが登場する段取りになっている。

しかし、ここでまた問題発生。
マザーをどうやってステージ上に上げるかだ。

本来なら出番までは、お客さんの目に触れないようこっそりマザーをステージに上げたいのだが、ステージ袖の出入口は階段になっているうえ、天井が低くてマザーを分解しなければ通れない。

仕方ないので、フォーラムが始まる前に、ステージ側から上げることに決定。
お客さんの目に触れてしまうがいたしかたない。
ステージに上げた後は、パーテーションでマザーの姿を隠すことにする。

マザーの重さは60〜70キロ、数人がかりでもちょっと厳しい重さだ。
しかも持ち上げて運ぶ際にどこかにぶつけでもすると、デリケートなマザーの調子が悪くなってしまうかもしれない。
ステージ出番の前に、それだけは避けたい。

ステージの段取りを打ち合わせているあいだに、フォーラムの準備が始まった。
こちらも大急ぎでマザーをステージ上に上げなければ!

まずはステージ正面から、イッキに持ち上げる作戦を考えたが、重さとバランスの不安さから断念。
結局、横の階段からステージに上げる。

運んでいる途中で「ガン」という音が聞こえたような気がする。
いざ出番という時に、マザーが動かなくなっていたらどうしよう…。

ステージ出演を前に、余計な緊張まで高まる。

マザーをステージに上げ、あとは出番までパーテーションで隠して…と思ったら、パーテーションは看板として使うため、スタッフによって移動されていた。

ステージ上で、マザーがまる見えだ…。
ことごとく予想外の展開である。

司会の方を囲んで、ステージ出演の打ち合わせ。右端はステージ撮影係のために来てくれた小柳君。
ステージ左からみんなで持ち上げる。少しでも乱暴に扱ったら一巻の終わり。怖すぎる…!
隠せるものがなくなり、ステージ上で丸見え状態になってしまったマザー。このまま出番を待つ。

 

■フォーラムが始まった

マザーをステージ隅に残して、フォーラムが始まった。
フォーラムのメインゲストは、上田文雄札幌市長。

なんと近美メンバーとマザーは今回、札幌市長とからむのである。
えらい人が相手なうえ、お客さんも多い。
失敗は絶対に避けたいところだ。

近美の皆さんは、ステージ横の用具室でひっそりと出番を待つ。
予定では出番はフォーラムの最後で、フォーラムじたいは約1時間続くという。
ちなみに用具室はとても寒い。

最初はにこやかに待機していた皆さんだが、部屋の寒さと前日からの疲労で、徐々に口数が少なくなってきた。
大丈夫だろうか。
出番を前に、不安を隠せない。

さてもうひとつ、解決しなければいけないことがある。
マザーの最終調整である。

出番の直前にマザーの調整をしなければいけないのだが、マザーはさきほどからステージの上に置かれている。
ステージ上では、市長をはじめ、ゲストの皆さんがアートについて目下討論中。

この状態で、どうやって調整をする?
おそるおそる、袖のドアからステージを覗くと、気づかれずにマザーに手が届いたため、こっそりとマザーの調整に成功!
あとは出番を待つだけだ。

ステージでは上田札幌市長をまじえたフォーラムが始まった。中央が上田市長。
用具室で、ひたすら出番を待つ。このまま約1時間。
「ここ寒いね…」
会ステージの邪魔にならないよう、袖のドアからこっそりマザーの調整を行う人々と、それを見守る人々。

 

■いよいよ出番だ

フォーラムが終わりに近づき、司会から近未来美術研究所の名前が紹介され、メンバーはステージに上がっていく。

ステージ上で、マザーは無事起動!
上田市長とコミュニケーションをとり、パフォーマンスを果たした。

ステージから戻ってくると、その場でパフォーマンスの良し悪しについて相談。
皆さんはこまごまとしたところを改善すべく話し合しあっていた。

こうやって少しずつパフォーマンスの精度を上げていけば、現在の「マザー2.1β」から「β」が取れる日も近い、そうだ。

いよいよステージに上がる!
ステージ上で上田市長とコミュニケーション。 ステージ出演は無事終了。おつかれさまでした!
見ている私もホッとした一瞬。

 

 
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