■いよいよパフォーマンス
今日のパフォーマンスは、東洋大学と共同開発した作品「マザー2.1β(ベータ)」を使ってのコミュニケーションをテーマにしたパフォーマンス。
メンバーはひとこともしゃべらず、ロボットのマザーを使ってのみお客さんと会話をするという、シュールなパフォーマンスである。
このパフォーマンスの特徴としては、お客さんの中から相手を選び、会話をしたり(マザーのディスプレイに文字を表示させる)、握手をしたり、記念撮影をしたりして、「お友達を増やす」というところ。
パフォーマンス中にお客さんの中からめぼしい人を指名して、マザーとコミュニケーションをとってもらうわけだが、お客さんによって反応がまったく違う。
この時は駅のコンコースで通りすがりの人が多かったのと、前のバンドの客層なども影響して、控えめなお客さんばかり。
マザーの所へ来てもらうよう促しても、お客さんがササーッと引いていく。
すごい、ライブは生物(ナマモノ)だというが、お客さん次第のパフォーマンスは本当に展開が読めない。
この後、数人のお客さんとコミュニケーションをして「お友達」になり、最後の1人…というところで、マザーのディスプレイが真っ暗になった。
マザーが落ちた!?
あと少しで終わるところだったのに…。
司会の方のフォローを聞きながら、マザー撤収!
今日は搬入のもようを見に来ただけだったのに、予想以上に手に汗にぎる展開だった。
取材前日からライブの力を目の当たりにしてしまった。
パフォーマンス終了後、お話を聞いたところ、マザーの中がかなり熱くなってしまい、熱暴走したノートPCが落ちてしまったのだそうだ。
このマザーは明日のイベントでも登場するのに、大丈夫だろうか…。
しかし、マザーの心配しているヒマはないのだった。 |