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フェティッシュの火曜日
 
アメ噛みレビュー40

・あわだま(パイン株式会社)


ようやく最後のカテゴリーにまでやってきた。 あと7つで終わる。そう、あと7つで終わるのだ。テンション上げていこう。

最初はあの「パインアメ」を作っているパイン株式会社の「あわだま」。 これもまた随分昔から食べていた覚えのある飴だ。 結構硬い大粒の飴をえいやっ!と噛み砕くと、その飴の欠片がシュワシュワと発泡。 ジャリジャリする食感とシュワシュワの泡の感じが小気味良い。 ただ、たくさん食べると結構お腹が膨れるので注意が必要。


・きえちゃう!!キャンディー(ライオン菓子株式会社)


なめているうちに飴の色が変わり、 その色の変化で占いができるという、女子高生が飛びつきそうなポップな飴。 でも私はそんなの関係ねぇとばかりにバリバリ噛み砕く。

硬さはちょうど良い飴なのだが、砕いた後に感じる酸味が少々強い。 また奥歯にも挟まりやすく、やっぱりこの飴は普通になめて占いを楽しんだ方が良さそうだ。


・駄菓子屋さんのあめ玉(株式会社リボン)


でかい。そして強烈に硬い飴。奥歯で砕こうとするが、いくら噛んでも砕けない。 本気で噛んでも表面がわずかに欠けるだけだ。むしろ私の歯が砕けそうである。

何度も何度も噛んで、タマネギの皮をむくように飴を小さくしていく。 そして半分ぐらいの大きさになった頃、ようやく飴は抵抗をやめ粉々に砕け散った。

しかし、この欠片がまた甘い。駄菓子屋さんのあめ玉ということもあって、とにかく甘い。 粘りがあって歯にも付くし、これもやはり噛むには適さない飴だろう。 相変わらず胸焼けは酷い。なんだか寒気がしてきた。指も震えている。


・BREO口中ケアドロップ(江崎グリコ株式会社)


ここまで散々飴を食べつづけ、そろそろ口の衛生が気になるところ。 そこでこの、なめると舌が綺麗になるという口中ケアドロップを投入。 パッケージ裏には「噛まずにお召し上がりください」などと書かれているが、そんなの関係ねぇ(二度目)。

この飴、口中ケアということもありどんな味がするのか想像しかねていたのだが、 まぁこれは、刺激弱めのミント系キャンディーといったところか。 噛み砕くと思ったよりも甘く感じる。 しかし、噛み飴としても中途半端だし、普通の飴としてもやや中途半端。 これはあくまで舌をケアするための飴なのだろう。


・ニッキアメ(春日井製菓株式会社)


噛んだ瞬間、思わず叫んでしまった。凄まじく、辛い。舌がビリビリする。 これは、アレだ。ニッキ水の味だ。ニッキ水そのままを飴にしたようなものだ。

しかも物凄く甘く、口の中の水分が一気に持っていかれた感じがする。 浸透圧の関係で頬の内側がしわしわだ。こんなものを最後付近に残しておくんじゃなかった。 ラスボスの直前、思わぬ場所に強力な中ボスが潜んでいた感じである。


・チュッパチャップス<バニラ>(森永製菓株式会社)


おなじみ、チュッパチャップス。 粒が大きな飴ということもあって噛みにくく、しかもかなり硬い。 そして輸入物であるがゆえ強烈に甘く、粘りがあるため歯にくっつく。 硬い、甘い、歯につく。 何かもう、飴噛みに適さない三条件を満たしてしまってる強力な飴だ。

何とか根性で噛み砕き、ようやく全てを食べることができたが、 胸が焼けてどうしょうもない。だが、あと一つ。もう、一つ。次で最後だ!


・クルクル<ラムネ>(有限会社大丸本舗)


でた!まさにラスボスにふさわしい飴、ペロペロキャンディー。 その甘そうなフォルム、そしてその大きさは、見てるだけで血糖値が上昇しそうだ。 果たして、私はこいつを食べきることができるのか?


か、硬い……

あ、甘い……

それでも何とか噛み砕き……

やりました!完食です!

・ポップ系・その他 まとめ

ついに全40種類の飴どもを制覇した。 今はもう、その喜びだけで胸が一杯だ。腹も一杯だ。

正直、もう飴のことなど考えたく無いのだが、 あえてこのジャンルでオススメを選ぶとするならば…… これは最後の最後、ラスボスとしての敬意を表し「クルクル」を選びたい。



 
 
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