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はっけんの水曜日
 
大使館イベントで、海外きぶん

「クリスマスフード」というブースがあったので、さっそく並びました。
「スウェーデン風、クリスマス仕様の“Bento”(つまり弁当=ランチプレート)」1000円というのが売っていたので、購入。

ここで気が付いたのですが、金髪の売り子さん達、日本語がほとんど出来ないのです。コミュニケーションは英語で。
と言っても、指を一本立てて、「ベントー、ワン、プリーズ」と言うだけなのですが。


これが「ベントー」の中身だ!! 肉団子、ハム、卵、サーモン、ポテト、ニシン(たぶん)の酢漬け。


ベントーに付いていた、チーズ付きクラッカー。ちょっとした手帳くらいの大きさ


サーモンは、日本の居酒屋で食べるようなものと、別モノの味がしました。もっと生っぽく、肉厚で、付いてるソースの風味も独特。
実はホットドッグも売っておりましたが、さすがに食べ過ぎになるので断念。鍋いっぱいに温められたソーセージは、大変魅力的だったけど…。

お弁当を買ったまでは良かったのですが、テラスもどこも人がいっぱいで、座るところナシ。
ふと見ると、外国人さんまでも、地べたにペターっと座ってらっしゃったので、私も体育座りをして、食べることに。

本当はビールと一緒に摂取したかったんですが、日本製ビールしか売っていなかったので、やめておきました。
(後で調べたんですが、スウェーデンはビール事情があまり良くないのだとか。販売に厳しく、低アルコールビールはスーパーで買えるけど、濃いビールはライセンスのある酒屋でしか売っていないのだそう。酒税も高いので、酒好きは隣国デンマークまでお酒を買い出しに行くらしい…って本当なんだろうか?)。
美味しかったけど、冷たい料理ばかりだったので、「あったかいところで、お酒と一緒に食べたいなあ…」と、思ってしまいました。

食べ終わって、「ケーキとお茶のセットを買うぞー!」と思って売り場に戻ったら、売り切れておりました。やられた。
「女子客が多い」というのを、甘くみていました。甘味あれば、女子が食い尽くすに決まっております。

飾りクッキーだけ、まだ残っていましたが、悔しかったので買わず。

 

■思い切って、知らない強い酒にトライ


初めて見る、なにやら強そうなお酒にもトライしてみました。
やはり売り子は、日本語の通じないおっちゃん2人。いちばん多く並んでいた瓶を指さして、「ワンショット、プリーズ」と言ってみるわたくし。
飲んでみたら、ウォッカより飲み口がやわらかで、飲みやすいお酒でした。
しかし後で調べたら、これはアクアビットというジャガイモ原料の蒸留酒で、私が飲んだのは、その中でもメジャーな「スコーネ」というお酒で、40度もありました…。

ニヤ〜、と笑いながら飲んでいると、おっちゃんと目が合ってしまいました。
よく考えたら、コレを買って飲んでいる女子は、ほとんどいなかったのです。
「キミ、飲むねえ…美味いか?」と目で話しかけられた気がしたので、「うまいッス」と目で返しました。



「甘いお酒も飲んでおこう!」と思い、GLOGGという、スパイス入りホットワインも購入。「干しぶどうとアーモンドをお好みで入れてね」と言われました(やはり英語で)。これは女子にも飲みやすい一杯でした。


ちょっとアルコール入れて、気分が良くなったところで、何かクジを売っているブースに気がつきました。
そこには日本人の女性スタッフがいたので、「これは何ですか?」と訪ねると、「福引きですよ、ひとくち300円」とのこと。
説明を読むと、集まったお金は、奨学金などのチャリティに回すようでした。

抽選発表はイベント終了時間間際だったけれど、その場にいなくても当たったらメールでお知らせしてくれるというので、「えーい、記念だー」と、酔った勢いもアリ、1枚買いました。なんか、こういうの、ワクワクするじゃないですか。



商品は、スカンジナビア航空の航空券とか、真珠のネックレスとか、イケア商品券とか。


…帰りぎわ、「発行部数が少なくて、なかなか読む機会がなさそう」なフリ−ペーパーを貰いまくって、大使館を出ました。

スウェーデン交流センターの新聞には、「世界一臭いスウェーデンの発酵にしん、スールストロミング試食会2007」のレポートがあり、鼻をおもいっきりつまんでる日本人小学生男子の写真が載っていました。
こんな楽しそうなこと、やってるんだ、これは来年もあったら行きたい!! なんて思いながら帰宅しました。

やはり「よその国の文化」「よその国の食べ物」って猛烈に興味深いです。
海外に実際行くのがいちばんいいのかもしれませんが、それはなかなか、庶民には、予算と時間が足りません。当たり前。
その点、「大使館系イベント」は、少しでもその国の雰囲気を知ることが出来るので、良い機会だと思うのです。
貴方も、興味のある国の、大使館ホームページをチェックすべし。
何かしらやっていることが、多いですよ。

■後日談…な、なんと!!

「Dear winner, You have won prizes」というメールが来まして、なんと、3等賞、真珠のネックレスが当たってしまいました。
し、真珠のネックレス。そんなものが人生で当たるなんて、思いもよりませんでした。
ありがとう、スウェーデン。今月末の、母への誕生日プレゼントはこれに決定。
そしてこれはやっぱり、「国内のイベントだけじゃなくて、そのうち実際に、スウェーデンに行けよな〜」という、神様からの指令…、なんでしょか…?


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