そのため、ターミナル駅では発車時間を過ぎても乗り換え客を待っていることが多く、発車ベルが鳴ってから実際にドアが閉まるまで、かなり時間がかかることもあります。
そこで、都内の主な私鉄ターミナル駅をめぐって、どこが一番「待ってくれる」か、調べました。
具体的には、最終列車の発車ベルが鳴り終わった瞬間からドアが閉まるまでの時間を計測し、もっとも長かった路線が「かまんできる子」である、と勝手に決めてしまいます。
なお、なるべく緊迫した状況を見たいので、いちばん最後の各駅停車よりは、その一本くらい前の急行とか準急とかのちょっと遠くまで行く列車の最終を計測している場合もあります。そのへんは現場の雰囲気と僕の都合で。
世界一のターミナル、新宿
はじめは一日あたりの利用者数が世界一とも言われている新宿駅。
ここからは小田急線、京王線が西に延び、酔っぱらったサラリーマンなどを町田や八王子に運びます。
世界一のターミナルというだけあって、きっと終電間際の駆け込みも凄まじいでしょう。成城くらいならともかく、鶴川あたりになるとタクシー代も馬鹿になりません。
というわけでまずは小田急線です。対象は0時38分発の準急相模大野行き。最終の2本前で、これを逃すと向ケ丘遊園から先の人は帰れません。
ただし小田急線だけ、デジカメの操作を誤って発車ベルが鳴り終わった瞬間からの撮影になってしまいました。 |