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ロマンの木曜日
 
BGMで盛り上げたい
無理やり音楽をつけてみる

BGMは偉大だと思う。

映画やドラマなどで、背景音楽のないものは考えられない。音楽が映像に添えられることによって、情感がより豊かに伝わってくる。

ところで、特に情感の必要のないものに無理やり音楽を添えてみたらどうなるんだろう。たとえば公共施設での案内文とかでも、そのメッセージがより分かりやすく伝わったりしないだろうか。

あるいは、たいして中身のない文章でも、音楽によって感動的になるのかもしれない。いくつか試してみました。

(text by 三土たつお



案内文に音楽をつけてみる

公共施設に書かれているメッセージは、もちろんそこにいるすべての人に正しく伝えたいことに違いない。

たとえば右上に載せた「お願い」のメッセージ。これは東京メトロという地下鉄会社からのメッセージだが、これに音楽をつけることで、より強くその内容が伝わることがあるかもしれない。ためしにやってみたので、すぐ下の「スタート」ボタンを押してみてください(※音がでます)。


 


音が割れていたりしてちょっとへぼいのがあれだが、それでもただ掲示されているよりは強く、「ああ、つり革につかまらなくちゃ」と思うのではないだろうか。

などと勢いで書いたが、音楽にあまり説得力がないのでそうでもないかもしれない。次はもうちょっと違うのでやってみよう。

 

天気予報はどうか

本来情感を込める必要がないメッセージ、といえば、たとえば天気予報があるだろう。

「明日は雨だ。残念でならない」みたいな情感のこもった予報は必要ない。必要ないのだが、実はテレビの天気予報にはそれなりに情感のこもった音楽がつけられていることがあることに後から気がついた。

下では、ある有名な天気予報番組っぽい音楽をあわせてみた。


 


なんとかの森の、なんとかの鐘が鳴りそうだが、これはもちろん雰囲気だけ持ってきた適当な音楽だ。テレビ番組である以上、情感が必要のないメッセージであっても、なんらかの音楽をつけることがある。けだるい天気予報もあった、というのは発見だった。

 

中身のない話を感動的にしたい

音楽の機能の重要なものの一つは、感動を盛り上げるということだろう。

映画やドラマの終盤、主人公がゆっくりと心を打つ言葉を語るとき、感動的な音楽がそれに添えられていることがおおい。バラード調のピアノ曲がたんたんと鳴っていることもあるだろう。

では、中身のない話にそういう音楽をあわせてみたらどうなんだろう。試しにやってみたので、下のスタートボタンを押してみてください。


 


かわいそうなポチ。そしてやさしいおじいさん。「もういいんだよ」。その言葉で救われたポチの姿が目に浮かばないだろうか。

そうでもないですよね。

説得力のある音楽でないと、効果は限定的か

BGMで盛り上げたい、などと言ってみたが、ちっとも盛り上がっていないのにはうすうす気がついていた。

ドラマっぽい音楽のパロディをやりたい、と思っていたのだが、ちゃんと説得力のある音楽を持ってこないかぎり、パロディにさえならないということが如実にわかってしまった。力不足を悔やむばかりである。世にあるBGMのなんとすばらしいことか。

音楽さえあれば盛り上がるかも、などと考えていたことを反省したいと思います。


 
 
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