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ちしきの金曜日
 
究極の飲み放題の店
 


今回は、長崎のすごい店を紹介したいと思う。

「店」と呼んでいいのだろうか?
と、根本的なレベルから疑問を抱いてしまうほど、それはすごい店だ。

(text by T・斎藤



● 店内

それは長崎は長崎市にある「夕桐(ゆうぎり)」という
海鮮料理のお店。

ではまず、店内の様子から見ていくとしよう。


店内の様子

いきなりコレだ。
これが店内だ、と言われても何が何やらサッパリだと思うが、けして物置とかではなく、これが店内である。


タイムスリップしたかのような、桜田淳子のポスターが

物置なのか店なのか

店の入り口。

これが店の入り口。
看板などは一切出てない。

初めて来る人には場所をどう説明したらいいか大変悩む。またたとえ店の目の前までは来られても、果たして本当にここが店なのか確信が得られない。よって携帯電話で、
「一軒だけドアが開けっ放しになってる家があるから、そこに入って。」
といった不思議な会話のやりとりをせざるをえない。

● マスター

こちらがマスターの荒木さん。
この店をひとりで切り盛りしている。


夕桐のマスター

店の雰囲気同様、海賊ばりに豪胆なルックス。が、見た目とは裏腹に、超腰が低くて人がいい。それも腰低会に入れるレベルの、腰の低さ。

イメージが掴みにくいかもしれないが、丹下段平(あしたのジョーに出てくるトレーナー)のようなダミ声ではなく、蛭子さんのような「あっ、どうも〜」という調子の声をイメージすると近いと思う。

それにしてもこのルックスで腰が低いって、ある意味反則に近い。


さあ、マスターが料理を運んできたぞ

 

豪快な料理

そして出てくる料理が超豪快だ。



伊勢エビとアワビが、なんとざるに!

ざるに豪快に盛られているのは、茹でた伊勢エビとアワビ。

伊勢エビやアワビと言えば、普通の居酒屋ではめったにお目にかかれない高級食材。一匹出て来ただけでもご馳走感が演出される特別な存在ではないかと思う。そのエースで4番が、まるで芋でも茹でたかのように乱雑に積まれている。


それも、伊勢エビ・アワビ共にひとり一個ずつあった

出てくる料理は人数や時期によっても違うが、この日はなんとひとり一匹ずつあった。

が、正直、こんな巨大な茹でエビ、丸ごとでなんて食べたことがない。普通これくらい巨大なエビは切るなりなんなりして出てくるだろう。皆、戸惑いを隠せない。


どうやって食べるか悩む。

 

● 飲み放題

酒は飲み放題だ。
それも、その辺に転がってる酒を自由に飲んでいい。


ある意味、究極の飲み放題

どれでも勝手に開けて飲んでいい。あるいは、最初から開いてる。

部屋だ。
まるで部屋飲みだ。

学生時代、誰かの家で飲み会があった翌日、余った酒が部屋に転がっていて勝手に飲んだものだが、それを彷彿させる。

それとは別に、マスターが冷えたビールもじゃんじゃん持って来る。


よく見ると、飲み放題にはクレンザーも混ざってる。

 

● ストロングスタイル

夕桐では、何もかもが常識に捉われない力強いスタイルで出てくる。例えば醤油。


醤油はボトルで。

ペーパーナプキンだって…


キッチンペーパーで、ロールごとだ。

力強さと効率性がひたすら優先される、漢の世界だ。

● 料理の数々

続々と登場する料理も、相変わらずの豪快さ。


皿の上で動く伊勢エビの刺身。 (柑橘類の豪快な切り方にも注目)

最初にひとり一匹ずつ伊勢エビが出たのに、さらに今度は刺身で出て来た。しかもこの伊勢エビ、先ほど屠られたばかりのようで、手足をグニグニと皿の上で動かしている。


アワビもまた刺身でも出て来た
これまた高級魚のコチ
赤いのはクジラの肉

触ると動く! (名前失念)

伊勢エビ入りのだんご汁は、鍋ごと登場。
(ゆずが丸ごと浮かんでる点も注目)
器がこれまたバラバラ

ちなみに料金は、飲み放題・料理込みで一人5千円。
が、まったくもって一人5000円とは思えぬ充実ぶりなのであった。


店内全景
別アングルから

 

● 外観

最後に店の外観をば。


店の外観 (正面から)

帰り際に撮ったので酔っていたのと暗かったのとでピントがまるで合ってない。


店の外観 (横から)

横から撮った図は不思議な写真になった。
どうしてこういう色合いになったのかサッパリわからない。
現実世界とは思えない光景だ。幻っぽい。


長崎で凄いところと言えば、軍艦島か夕桐か

ちなみに夕桐は看板が無いので知らないと店だということすらわからないだけでなく、完全予約制で前日までに予約しておかないといけない。

こんなんでお客さん来るんだろうか?
という気がしないでもないが、知る人ぞ知る長崎の穴場スポットとして一部で有名なお店なのだ。

場所・電話番号については、マスターからは掲載許可をもらってはいたが、“知る人ぞ知る”的ムードをなるべく崩したくないので、やっぱりサイトには載せないでおこうと思う。


 
 
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