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フェティッシュの火曜日
 
火の見やぐらを見に行こう

三脚、四脚タイプの火の見櫓たち

まぁ、これ以上口であれこれ言ってもしょうがないので、 各地の火の見櫓を写真で紹介したいと思う。

それでは、まずはスタンダードな三脚、四脚の火の見櫓から。


早朝の長野県塩尻市塩尻駅付近 避雷針の装飾が蛇みたいでカッコイイ「三脚丸丸型」
千葉県印西市小林の「三脚六丸型」 シンプルながら、それがまた良い
東京都八王子市湯殿川沿いの「四脚六八型」 スピーカーと火の見櫓。平成と昭和の同居
長野県塩尻市奈良井の「四脚四八型」 このソリッド感がたまらない
長野県飯田市の「四脚四四型」 ここまで角ばった火の見櫓はあまり見ない
山梨県身延町のもの。切妻屋根が珍しい 下から見たら普通の「三脚四四型」だ


二本柱タイプの火の見櫓たち

続いて載せるのは、これまでのような三脚、四脚といったタイプとは一味違い、 二本柱+ハシゴといったタイプの火の見櫓である。

これらは三脚、四脚のような安定感はなく、 ハシゴが中心でややチープな雰囲気があるものの、 その分妙な味が感じられる火の見櫓たちだ。

クセモノ火の見櫓、とでも言ったところか。


先ほどと同じく山梨県身延町身延駅付近 こちらも切妻屋根だが同じ作者なのだろうか
山梨県早川町赤沢集落の火の見櫓 天辺に付いた風見鶏がチャームポイント
東京都八王子市北野街道沿い スピーカーを無理やり取り付けた感じが良い
福島県いわき市泉駅前の二本柱火の見櫓 思わず登ってみたいという衝動にかられる

火の見櫓よ永遠に

どうだっただろうか。 今回の記事で、火の見櫓の魅力を多少なりとも分かっていただけたのであれば、これ幸いだ。

残念ながら、火の見櫓というものは消え行く運命にある。 その火災の見張りという役目が終わっている以上、 もう生産されることは無く、撤去されたらそれで終わりの昭和の遺産である。

しかしながら、やはり私は火の見櫓のある風景というのが好きだ。 職人さんが一つ一つ丹精込めて作った、集落のシンボルとも言うべき無骨な鉄塔。 これからも、無くならないでいて欲しいナァ。

この光景がいつまでも残りますように

 
 
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