美しいウニ
ああ、ウニは美しい。 そしてこのボーナスで買ったウニは一層の輝きをもって僕を照らす。 これほどまでに美しい食べ物がほかにあるだろうか。 あ、イクラかも。 イクラも確かに美しいが、いま目の前に無い。 よってウニの美しさを愛でることにする。
心おどる
それにしても贅沢だ。 「贅沢だな」と感じるともったいないという感情が芽生えてしまいそうなのでできるだけ避けてきたが、僕は今認めよう、これは贅沢だ。 どんぶりに軽めによそったご飯に、2パック(約260g)のウニがあるのだ。 これが贅沢でなくてなんだろう。
ご飯の上にウニを飾る
さあさあ、ご飯の上にうにをのせよう。 銀色にかがやくご飯の上に、黄金のウニをのせる。 これはもう、のせるというより飾るといった感じだ。
2パック買ってよかった
ウニを買う時、「ひとパックでウニ丼何人前ですか?」とお店のひとに聞いたところ「たっぷり1人前だよ!」といわれたので、ひとつで充分かなと思ったが、思いっきりウニがのったウニ丼を食べたかったので、奮発して2パック買ってきたのだ。 そしてこの選択は正しかった。 これでもか、というほどのウニをご飯の上にのせることができた。
ウニ丼ができた
ありがとうございます。 誰に向けてかはわからないけれど、そう言いたくなった。
食う
あとで写真をみて気付いたが、にやけてしまっている。 ウニ丼は微笑みをあたえてくれた。 もう待てない。 食おう。 いただきます。
ははは
幸せがあった。 どんぶりの中には確かに幸せがあった。 このウニのみたいにとろけるような幸せを、一口一口味わった。
ウニアゲイン
ウニたっぷりのウニ丼は、あっという間になくなった。 これでもかというほどのウニを食べたが、まだ残っている。 こんなに嬉しいことはそうはない。 残ったウニを軍艦巻きにしてみた。
ご飯よりウニが多い軍艦巻き
これも夢だったウニたっぷりの軍艦巻きを目の前に興奮して動画に収めてしまった。 動かない動画だ。
おいしかった
さて、ただ「ウニを買ってきて食べた」というだけの記事におつきあいいただいたわけだが、書いている僕はこの上なく楽しかった。 食欲を満たすというストレートな楽しさだ。 一人前3960円と、ちょっと贅沢なようだが、居酒屋あたりで支払うのとそうはかわらない金額で、かなりの幸せを味わうことができたので、年に一度くらいはこういう楽しみもあってもいいかな、と思った。