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とくべつ企画
 
2007年を振り返る〜感動編〜

ハンカチを用意してお読みください。


石川:総集編2回目ということで、今回は感動編です。そして対談相手はこの方。
古賀:ごぶさたしておりましたー!
石川:現在育児休暇中の、ライター古賀さんです。

古賀:おお! 恐縮です
石川:今日のテーマは感動編です。古賀さん今年なにか感動したことはありました?
古賀:いやー、私は去年妊娠してから出産して今までものすごい感動屋になっちゃって、こないだなんか「ためしてガッテン」見て泣いてました。
石川:それは、ものすごいハードルの低さですね。感動編としては頼もしいです。
古賀:ええ、任せてください。

石川 大樹・古賀 及子)



努力もしてないのに!っていう感動 「夢の幅跳び写真を撮った!(乙幡啓子)」



車で行っても40分かかる距離でした 「ちょっとそこまで、29キロ(加藤 和美)」



天国を抜けた先で待っていたのはこの人 「海抜0mからの富士登山(木村 岳人)」



もらったおまんじゅうがこれです。「おしえて、おじいさん(松本 圭司)」

うっかり感動してしまった記事たち

石川:今年の記事で「こんなのでうっかり感動しちゃった」みたいなのあります?
古賀:ここ泣くとこじゃないのにうっかり!っていうと夢の幅跳び写真を撮った!(乙幡啓子)これかなあ。
石川:きましたね。涙腺ポイントがぜんぜんわかりません。
古賀:やっぱり合成写真が完成したところですね。うおー!飛べたー!と
石川:この記事の感動って、スポ根で感動するのと真逆の方向性ですよね。努力してないのにこんなに跳んでる!って。
古賀:そうですよね。ズルでも感動ってよべるんだ。世の中の「根性」の危機ですよ。
石川:これは隠蔽しなきゃいけない事実かもしれません。
古賀:怠惰の時代がやってきますね。

古賀:石川さんは何かうっかり泣きの記事ありましたか?
石川:僕はそこまでうっかりじゃないかもしれませんが、ちょっとそこまで、29キロ( 加藤 和美)」ですかね
古賀:いやいや、なかなかどうして結構うっかりですよ。どこが感動ポイントでしょうか 石川:2ページ目の「私はただ、イオンに行きたいだけなのに。」っていう一言ですね
古賀:ようやくイオンに着いたときの「ああ、イオンに着いた…!」もいいですよ。イオンがまぶしいこと。
石川:そのすぐ上、オレンジ文字の「着いたよー!」も泣けます。「ー!」に込められた気持ち。
古賀:でも冷静になってこの写真見るとおかしいですよね 。赤の太字で「イオン」
石川:イオンがここまで強調される機会ってなかなかないですよ。天竺みたいな扱いです。
古賀:イオンの話を続けるといつまでも離れられなそうなので次の記事いきましょうか

降りてきたり泣かせたり

古賀:同じ歩きものでは、海抜0mからの富士登山(木村 岳人)」が印象的でした。
石川:周りの景色を見てるとだんだんトワイライトゾーンに迷い込んでいくんですよね。「独特な祭祀習慣のある集落」とか字面だけでもすごいです
古賀:畠堀操八さんて、仙人みたいな方にも遭遇してます
石川:あれは何かに化かされてるにちがいないですよ。キツネとかじゃなくて、もっと大きい感じの、山の神みたいなやつに。
古賀:なんせ4ページ目では天国が出てきちゃってますしね。
石川:で、その先にいるのが松本さんなんですよね。
古賀:そうそう、誤解をおそれずに言えば台無しです。
石川:天国に、半袖ポロシャツにちっちゃいポーチというラフな服装で登場する松本さん。
古賀:なんだろう、あのポーズは
石川:ポーズだけは「降臨」ですね。あの姿勢で空から降りてきた感じがします。
古賀:なんだかすっかり困った人みたいですが、一方ですごい感動作を送り込んでるんですよ。おしえて、おじいさん(松本 圭司)
石川:これは文句なしに感動作ですね。
古賀:私は「おじいさん」ってだけでもう涙が出てしまいました。
石川:さすがですね。僕はこの記事は松本さんの成長物語だと思うんですよ。最初インタビュー断られて泣きそうになってた松本さんが、一人の老人との出会いによって、3ページ目ではすっかり強くなっているという。
古賀:確かに松本さんの頑張りに泣かされる感じあります!Aさんと動物番組で話が合うあたりとか「やった!」って思った。最後おまんじゅうもらうところまで行ってますもんね。
石川:食べ物をあげるってもう愛情表現ですからね。
古賀:実際、この記事が今年の1番の感動編だったのかも。


 

 
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