お酒を飲んで電車に乗って眠ってしまい、降りる予定の駅をうっかり乗り過ごしたという経験をお持ちの方も多いだろう。 いつも通勤に使っている電車の終点が遠くにあるという人は、乗り過ごすと大変なことになってしまう。 けれどもその一方で、「気がついたら○○駅でさぁ」という話しは、なんとなく武勇伝っぽくてちょっぴり憧れたりもする。 少しだけうらやましいと思ってしまうのだ。 僕も乗り過ごして遠くまで行ってみたい。
(工藤 考浩)
乗り過ごしたい願望
僕は今まで、酔って寝込んで電車を乗り過ごしてしまったことはない。 一度だけ、「あっ、着いた」とあわてて電車を降りたら、いつも降りる駅のなぜか向かい側のホームだったという経験があるだけだ。 きっと終点で折り返してしまったのだろう(始発に乗ったはずが降りた時には昼近くだったのはいまだ謎だ)。 だから、乗り過ごして遠くまで行った人がちょっとうらやましい。 僕も自慢したいのだ。
どこまで乗り過ごせるか
東京の都心からは、いろいろなところに向かう電車が出ている。 酔って寝込んで乗り過ごすには、一般的に通勤に使われるような普通列車に乗るべきだろう。 調べた結果、上野駅からかなり遠くまで行く最終列車があることがわかった。 それに乗って乗り過ごそう。
乗り過ごすために準備する
ということで、上野駅を出発する電車に乗ることにした。 今回は、上野駅の近くで飲み会をし、埼玉県は大宮の自宅に帰るつもりがうっかり寝込んでしまい、終点まで乗り過ごしてしまうという設定にしよう。
上野駅から遠くまで
その遠くまで行く電車は、上野駅を23時46分に出発する。 上野から自宅のある(という設定の)大宮までは、だいたい30分弱だ。
いよいよ出発
電車で遠くに行くのは楽しい。 出発前はわくわくしてしまう。 本当に酔って寝込んで乗り過ごす場合は、乗り込む前にわくわくなんてしないだろうが、僕はもう終点まで乗り過ごすつもりなので、とても楽しい。 いざ、終点へ。