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ロマンの木曜日
 
小笠原、未開の山林で巨大コウモリを追え!

 

 絶海の孤島には我々が見たこともないような珍しい生物たちがうごめいている。 太平洋に浮かぶ絶海の孤島、小笠原父島もその例外ではない。

今回我々は、小笠原に人智を超えた巨大コウモリが生息しているとの連絡を受け、 父島へと足を踏み入れた。

しかしそこで待ち受けていたのは、 想像を超えた異形の生物たちと、数々の困難だったのである!

ドギャーン!

木村 岳人



町ではまだ笑顔を見せる余裕のあった木村隊員

迫りくる大自然の猛威!

今回我々が捜索する巨大コウモリとは、 現地でオガサワラオオコウモリと呼ばれている巨大なコウモリである。

その体は全長1mにもなり、黒や銀色の体毛で覆われ手には鋭いかぎ爪を持つという。 通常のコウモリとは違い果物を食すため、時には農作物を襲い、 それゆえ人々から恐れられているのである。

巨大コウモリが生息するという父島の山間部は、 何が起こるかわからない未開の地。 我々は町で万全の装備を整えてから、山へと向かった!

しかし、町から一歩自然の中へ出たその刹那、 我々は小笠原の脅威を目の当たりにすることとなる!


一見すると平和な入り江に見るが…… そこには座礁した船の残骸が!

まさに地獄絵図!その静かな入り江には、座礁した船が見るも無残に朽ち果てていた! この沈没船は、厳しい父島の自然の猛威によって犠牲となったものであるに違いない!

当サイトのコンテンツ「ちょっと見てきて」でもこの沈没船についての投稿記事があることから、この沈没船事件がいかに重大な事であるのかをうかがい知る事ができる。

小笠原の強大なる自然の前において、少しでも油断があろうものなら、 必ずやこの沈没船と同じ運命をたどることとなってしまうのであろう。 我々は気を引き締め直し、歩みを進める。

そう、これはまだほんの序章にすぎない! 山に入ってからが本当の戦いの始まりなのだ!


巨大コウモリの水飲み場を発見!

山に入った我々は、小笠原の山道を数時間歩き続けた。 しかし、なかなか巨大コウモリの姿を捉えることはできない。 隊員たちは徐々に焦りを募らせていき、 そしてついに進むべき道を見失ってしまった!

途方に暮れる我々の目の前に現れたのは、一本の未舗装道路であった。 我々は藁にもすがる思いで、その道を進む!


険しい道を行く我々の前には 怪しげな鉄の扉が待ち受けていた!

崖に突如開いた怪しげな扉を前に、隊員たちに緊張が走る。 もしやこれは、巨大コウモリの隠れ家なのではないだろうか。 しかし、扉には鍵がかけられており、中へ入ることはできない! 仕方が無いので、我々は道を先に進むことにした!

ヘタに入ろうとして所有者(扉の横のプレートには東京大学地震研究所とあった) に訴えられでもしたら、大変なことになってしまう。 勇気を失うよりもお金を失う事の方が怖い!

道をさらに進むと、突如我々の目の前に湖が広がった。 それは時雨ダムといい、日本ダム協会が運営するサイト「ダム便覧」に父島で唯一記載されているダムである(小さなダムは他にもいくつかあった)。


ここは巨大コウモリの水飲み場なのだろうか しかし、巨大コウモリはその姿を見せてはくれない

どうやらこのダムは、父島の人々の飲料水用に作られたものであるようだ。 しかし巨大コウモリが住む山林の中にある以上、 その巨大コウモリが水を飲みに来てもおかしくない。

我々はここをしばらく見張ってみることにした。 しかし、まるでこちらの思惑が見透かされているかのごとく、 いくら待っても巨大コウモリは現れない。

やむを得ず我々はここでの捜索を諦め、別のポイントへ移動することにした。


道端には飛び跳ねる獣を警戒する標識が どれだけ恐れられているのだ、この獣は

途中の道端には、角の生えた白い獣を警戒する標識が多く見られた。 これは小笠原諸島で猛威を振るっている、 ヤギという動物を警戒するための標識であるという。 ヤギは父島の木々をむさぼり食い、植生を荒らす恐るべき獣なのだ。

いたるところで見られるヤギ警戒の標識。 いかに父島の住民がヤギを恐れているのかが良く分かる。 我々もまた、いつこのヤギに襲われるか分からない状況下にあることを忘れてはならない!

危機センサーを働かせつつ、更なる奥地へと突き進む!


 

 
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