「○年ぶり○回目」という喜び
先日飲み会で生カキが出てきたときに、「カキは10年前に1回食べたきりだ」という方がいた。
我々はまさに「10年ぶり2回目」のシーンに遭遇してしまったのである。特に嫌いということでもなく、食べなかったのはたまたまそうだっただけらしいが、ともかく、目の前にあるのは「10年ぶり2回目」のカキ。凄い試合だ。
こういうことは探せばもっとありそうだ。じっくり記憶と照らし合わせていけば、「○年ぶり○回目」の喜びのチャンスはある、とこのとき思った。
卒業旅行について行った思い出
話が唐突でもうしわけないが、大学の人たちとの旅行に付いていくことになったので、「○年ぶり○回目」を念頭におきながら過ごしてみた。
僕たちは高速バスに乗って那須の「モンゴリアビレッジ テンゲル」というところに向かった。今回はモンゴルの伝統的な家、ゲルに泊まるのだそうだ。
そもそもなぜ大学の人たちの旅行についていくことになってしまったかと言うと、「行く?」と聞かれて「行きます」と答えてしまったからだ。しかし、それはわりとと空返事の部類に含まれる「行きます」だったのだ。主体性があまりない。
実際、バスに乗ってる最中は「就職活動もせずにどうしてこんなところにいるんだろうなあ」なんて考えたりもしていた。というかそれしか考えていなかった。 |