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ロマンの木曜日
 
タイトル(title.gif)は編集部で作ります
飛行機の上では何gになるだろうか

なんでも聞くところによると、重さというのは、量る場所によって変わるものらしい。
たとえば赤道上で100gのものが北極ではそれよりも重かったり、標高が高い場所では軽くなったりするらしいのだ。
仕組みはよくわからないが、そういう性質があるという。
では、飛行機に乗って重さを量ったらどうなるのだろうか。

(text by 工藤考浩



重力加速度

ものの重さというのは、地球の引力と遠心力によって決まるらしい。
最初に述べた場所によって重さがちがうというのは、たとえば赤道付近では地球の自転による遠心力が最も強くはたらくが、北極ではそれがゼロになるのでものが軽くなるということのようだ。
また、高度が上がると、地球の中心、つまり引力の中心から離れるため、ものが軽くなるというのだ。
具体的にいうと、高度が1m上がるごとに重力が0.00003%少なくなるらしい。
1mで0.00003%というとごくわずかだが、高度10000mを飛行するジェット旅客機に乗った場合であれば、その影響を感じることができるのではないだろうか。


この飛行機(しかも2階席)に乗ってたしかめよう

正確に量ろう

今回の実験は羽田発札幌行きの飛行機で行なうことにした。
北海道の実家に帰省するために飛行機に乗るのだが、その機会を利用しようというわけだ。
重さをできるだけ正確に量るために、あらかじめ空港で電子ばかりを100gの分銅で校正した。


あらかじめ電子ばかりを校正した

いい天気だ(この日は)

水平飛行に入る

僕の乗ったボーイング747-400は無事羽田空港を離陸し、シートベルト着用のランプが消えた。
水平飛行に入ったので、さっそく計測に掛かろう。


あらー。増えた

だめだ

飛行機の水平飛行というのは、実際は安定した水平ではないらしい。
微妙に角度を調整しながら飛行しているようだ。
この電子ばかりは、水平じゃないと正確な重さは量れないのだ。


コーヒーの水面が傾いている

帰りの飛行機で再チャレンジ

はかりを水平に保つために、水平器を購入して帰りの飛行機でもう一度挑戦してみよう。
実家で二泊して、おいしいものを食べてのんびりとリフレッシュした気分で翌々日に千歳空港に戻った。


じゃんじゃん降ってる

飛行機が飛ばない

北海道の冬をあなどってはいけない。
東京から来た日は快晴だったのに、二日後のこの日は猛吹雪の大雪だ。
乗る予定の飛行機が飛ばないのだ。
ロビーで2時間、機内に案内されて2時間待ったのちに欠航を告げるアナウンスが流れた。
時刻は23時、この時点で空港への公共交通機関はすべて終了している。
100gがどうこう言っている場合ではない。


行き場を失った乗客で大混雑

 

 
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