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ロマンの木曜日
 
ジャイアント白田を越えてやる

 ジャイアント白田という、大食いで有名な人がいる。大食いといえば、奇抜なメイクのギャル曽根が有名であるけれど、ジャイアント白田もまたよくテレビに出ているので、大食いに興味のある方ならばたぶんご存知なのではないだろうか(ジャイアント白田について、詳しくは公式ブログとかWikipediaとかをご覧ください)。

先日、とある方にジャイアント白田に似ていると言われた。……そうなのか?自分はジャイアント白田に似ているのか?う〜ん、正直よく分からないが、そう言われたのならば仕方ない。それならジャイアント白田になってやろうじゃないか。いや、ジャイアント白田を越えてやる!

木村 岳人



「ジャイアント白田に似てるよねー」「うん、似てる、似てる」

コトの発端はこのお二人

私にジャイアント白田に似ていると言ったとある方とは、さかなクンに似てるともっぱらの評判の当サイト火曜日ライター、玉置さんである(玉置さんとさかなクンについてはこちらの記事をご覧ください)。

その玉置さんに、「木村さんってジャイアント白田に似てますよね」と言われたのだ。同席していた月曜日ライターの高瀬さんも、「似てますよ!」と相づちを打った。

私からすると、ただ背がでかくてメガネをかけていて、アゴが少々出ていることだけがジャイアント白田との共通点のような気もするが、まぁ、お二人が似てると言っている以上、私をどこかの角度からどうにか見れば、ジャイアント白田のようにも見えてくるのだろう。


でもまぁ、それならそれで面白い。似ているというならば、いっそのことジャイアント白田になってみるのもいいだろう。

うまくいけば、ジャイアント白田のポジションをそっくりそのままいただくことができるのかもしれない。いや、彼を超える活躍を見せれば、その上を行く事だって可能だろう。明るい未来が開けてきた。うはうは。


似せるのならば外見からだ

さて、ジャイアント白田の地位を我がものにしようという私の計画だが、まずは外見をできるだけ似せることから始めるべきだろう。ものまねの基本はやっぱり外見なのだ。原口あきまさの付け歯しかり、コージー冨田のサングラスしかり。


というワケで、とりあえず髪を切りに行きました 「すみません、ジャイアント白田にしてください」

髪を切る時、誰々の髪型にしてくださいなんて頼むのはこれが生まれて初めてだ。中学生とか高校生とかが、おしゃれ雑誌を持参して、そのモデルの髪型にしてくださいなどと頼むのはよく聞く話だが、まさかそれを自分が、しかも大食いの人でやることになろうとは。

そんな私の無茶な注文にも、店員さんは笑顔で応じてくれた。私が持って行ったジャイアント白田の写真とあれこれ見比べながら、なんとかそれらしいものに仕上げてくれた。ありがとう、店員さん。

さて、髪の次は服だろう。ジャイアント白田といえば、なんとなく派手な柄のシャツを着ているというイメージがある。だが、あいにく私は派手なシャツなど持ってはいない。よし、それなら買いに行こう。


派手なシャツといえば、サカゼンだろう 思惑通り、店内にはとっぽい服がズラリ

向かったのは池袋のサカゼン。高校生に受けそうなTシャツからロッカー風のトゲトゲベルト、ホスト風の服まで、相変わらずの品揃えだ。う〜ん、まさに派手な服大集合。

とりあえず、私はその中からジャイアント白田が着ていたものに近いシャツを選び、購入してみた。

そして早速家に帰り、着てみたのだけれども……



……いやはや、皆さんがおっしゃりたいことは良く分かります。なんとも微妙すぎるのは自覚するところ。一体コレをどうしろというのだろう。もうこの企画、やめちゃおうか。

いやいや、大事なのは外見なんかじゃぁない。要は、ジャイアント白田に負けない食いっぷりを見せることができれば良いのだから。そうさ、そうに違いない。


まずは自宅でウォーミングアップ

食いっぷりを見せるには、それはもう食べるしかないだろう。近年は大食いブームということもあり「○○分以内に食べたらタダ!」というようなメニューのあるお店も増えた。私はこれからそのような大食いチャレンジに挑戦してみようかと思う。

とはいえ、何事にも順序というものがある。ひとまず本番の前に、自宅で肩慣らしをしておこうじゃないか。


用意したのはどどーんと、どんぶり六杯 むむむ……こいつはさすがに手ごわいぞ

ウォーミングアップ用に私が用意したのは、中華たまご丼三杯とハヤシライス丼三杯の計六杯。これだけの量を一気にかっ食らってやろうというのである。最低でもこのくらいペロリと行けないようであれば、この先に道は無い。

とはいえ、どんぶり六杯というのは凄い量だ。正直、これだけの量を食べ切る自信は無い。はたして私はこれらを食べ切ることはできるのだろうか。いや、食べられるかどうかじゃない。食うしかないんだ。


私はひたすら中華たまご丼を食う カレーは飲み物ですから(ハヤシライスだけど)
そして六杯全てを完食した 俺の胃は宇宙だ

よし、どんぶり六杯を完食することができた。これならば、大食いチャレンジに挑戦することもできるだろう。というか、今ならたとえどんなモノが出てきたとしても、食べられない気がしない。誰にも負ける気がしない。

この勢いで大食いチャレンジに挑もう。


次は本番だ。待ってろよ、大食いチャレンジ!

 

 
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