今回、行きに乗ったのは B寝台一人用個室「ソロ」というタイプ。
中はこのようになっている。
写真だと狭苦しく見えるかもしれないが、これがなかなか居心地がいい。特に、窓に対して平行に寝られるのがとてもよかった。
持ち込んだ荷物を広げれば、明日の朝まではもう、ここが自分んちという感覚。
それから時代は変わり、長距離の移動はすっかり飛行機が主流に。ブルートレインは時代遅れとも言われるようになったわけだが、こうして乗ってみると昔憧れていた理由がなんだかわかるなぁ。
車内を探検
さて、他のタイプの席はどうなっているのか、 ここで少し車内を探検してみよう。
小さな子供もけっこうたくさん乗っていて、みな楽しそうにしていた。
写真だとけっこう空きがあるようにも見えるが、始発からではなく途中から乗車する人も多いから。またシングルデラックスの個室の写真は、A寝台の廊下でくつろいでる人に声をかけて撮らせてもらった。
21時48分。 鳥栖駅にて、熊本からやってきた寝台特急「なは」と連結し、そこから先は「なは&あかつき」となって京都まで向う。
連結作業の為、ここで20分ほど停車するので、私も列車を降りてその様子を見に行った。するとそこは、ちょっとした“祭り”のような騒ぎになっていた。
「あかつき」は鳥栖駅についたところでいったんドアが開くのでそこで降り、急いで「なは」が待っているホームへと走るとこの連結祭りが見られる。と、さきほどのナガノさんに教えて頂き、その通りに行動。
ワッショイワッショイ!
JRの作業員のかたにとっては毎日やってる、わりと地味目な作業(だと思う)。それにこれほどの注目が集まるところがなにやらすごい。このワケのわからなさはまさに祭りではないだろうか。
さらにここで、佐賀在住の知り合い(女性)が鳥栖駅のお弁当を買ってホームまで持って来てくれた。なんて親切なんだ!というかこれまたワケがわからない。
彼女はお父さんが元JR職員という血統書つきの鉄子(女性鉄道ファン)。そして彼女もまた、鉄道の話になると驚くほど親切なのであった。
ちなみに、そもそもどうして駅弁を買ってきてもらうような話になったかと言うと、「あかつき」には車内販売が無いから。また時間的に駅の駅弁販売コーナーも閉まっている。もちろん憧れの食堂車は付いてない。
つまり乗車前に買わなければならない。 でもせっかくの長旅だし、長崎駅以外のものが食べたいなぁと思っていたら、買って持って来てくれるというのでお言葉に甘え、お願いすることに。
ブルートレインには、人を親切にさせる魔力があるのだろうか。 彼女もまた連結祭の輪に混じっていた。
関門海峡をまたぐ門司駅と下関駅でもちょっとした祭りがある。「機関車付け替え祭」だ。
九州とそこから先では電気の方式(直流/交流)が違うため、ここで機関車を付け替える。この様子を見ようと、再び祭り状態になるのだ。
門司駅到着の時間は本来なら23時31分。が、この日は事故で列車が遅れ、0時8分に到着。しかも雨。
にも関わらずこの人だかり。みんな熱心過ぎではないのか。