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はっけんの水曜日
 
ランドセルは逆さに背負えば軽いのか?


錠はしっかりしめましょう

小学生の頃、私はある発見をした。ランドセルは逆さに背負えば軽く感じるのだ。しかし友人たちの反応は様々で、私の思い描いた「逆さ背負いブーム」は起きなかった。

インターネットで調べてみても答えは見つからないし、友人たちに聞いてみても、返ってくるのは「知らない」という返事ばかり。現在はすっかりランドセルを使う機会のない私だけれど、あの頃の自分が力説していた説は正しかったのか、もう一度検証してみる価値はあるだろう。

(text by 三宅 京子



小学生時代を振り返る

私が通っていた小学校は自宅から約2キロの場所にあり、毎日その距離を歩いて通学していた。
教科書やノートは、必ず家に持ち帰らなければならない決まりがあったため、ランドセルの中はいつも一杯。さすがの小学生でも自宅に帰る頃には、かなり疲労を感じていた。

「ランドセルが軽ければ、もっと楽に通学できるのに。」
そう思った私は、ランドセルをハンドバッグのように片手で持ったり、頭に乗せて歩いてみるなど、試行錯誤を繰り返していた。楽をすることに関して苦労を惜しまない。そのスタイルは大人になった今になっても変わらない。百まで続く三つ子の魂。


小学生時代。中学生のお姉さんと一緒に
初登校日の私。嬉しさと不安が入り交じった表情

そんなある日、ふとした思いつきからランドセルを逆さに背負ってみた。信じられない話だが、あれだけ苦労して運んでいたランドセルが、あっさりと軽くなった。1/3くらいの重量が消えてなくなった感じだ。その時の衝撃は今もなおはっきりと憶えている。憶えているのだが、今も疑問に思えて仕方ない。こんなことが本当にありえるものだろうか?

こうなったら、自分が使っていたランドセルを実家から取り寄せ、検証してみようではないか。


 

いや、いきなりの衝撃画像で申し訳ない。未だかつてないくらいにキズだらけのランドセル。元の色は赤だった。ケンカ三昧の少女時代、並みいる男子をちぎっては投げ。このキズがその頃の勲章。いつしか私は「白ランドセルの京子」と呼ばれた…という訳ではないので、どうか安心してほしい。

元気いっぱいの自然児だった私は、近道を探してみたり、ブロック塀をよじ登ったり、竹林を探検したりと、かなりのわんぱく少女だったのだ。その結果、上質の革で作られた赤いランドセルがすっかり白くなってしまった。でも、このキズの至るところに思い出がありすぎて、なかなか捨てることができないでいる。


 

キズだらけのランドセルを開けると、小学生から中学生時代にかけて使用したと思われる資料やプリント、落書きなどがわさわさ出てきた。作文やテストの回答を眺めているだけでも半日くらい楽しめそうだが、今はランドセルの検証が先だ。さあランドセルよ、20年振りにもう一度活躍してもらう日がきたぞ。

 

検証開始

まずは普通に背負ってみる。ランドセルなんて実に20年ぶりだ。腕を通すことができるかどうか不安だったのだが、小学生の頃と同じベルトサイズのままで背負うことができた。中身がプリントの束なので思ったほど重くないのだが、これを背負って2キロを歩くことを考えると肩こり持ちには辛い。

次は逆さにして背負ってみよう。うん、やっぱり軽い。普通に背負った時よりも軽く感じる。私の感覚は20年間変わってはいないようだ。念のために、それぞれの背負い方で体重計に乗ってみたのだが、当然のように重さは変わらず。それでも体感重量は通常時の約2/3。すごい発見だよ!小学生の自分。


体感重量を身体にしっかり刻み込む
逆さ背負いはやっぱり軽いぞ!

 

 
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