エッチな言葉をあいまいにぼかすからおかしなことになる。冷静に考えれば、ダルマだってファービーだって、何の含みもなくイチモツなのだ。
そう、悪化した思春期を一度リセットするためにも、含みのない方のものそのものに当たってみたいのだ。
●かつてあった「ビニール本」という書物
「ビニール本」という言葉がある。子供の頃にそれを聞いて、その謎の響きが怪しくも魅力的に感じられたものだ。
もはや死語となったようにも思える「ビニール本」。ビニ本とも略されるそれは、結局のところエッチな本であるわけだが、ビニール袋で包装されていたことでそう呼ばれていたらしい。
そういうわけでの、ビニール本。この言葉も本質をあいまいにしているではないか。 |