花粉症の私にとってこの時期は、 ティッシュの投球回数が年間を通して最も多くなる 過酷なシーズンである。
今回はその中で培ったティッシュ投げの技術を みなさんに披露したい。
(text by T・斎藤)
●まずは基本の投げ方
まずはティッシュ投げの基本的な動きから見てみよう。
ティッシュ投げといえばまずはこのスタイル。これを基本の投げ方その1としたい。その2は上から投げる方法。まあどちらも似たようなものだ。
次はいきなりアクロバティックな投法を紹介したい。
●背面投げ
背面投げだ。 これをマスターするといちいち振り向いたりしなくて済むため大変便利。ぜひマスターしたい技だ。
●インサイドレッグ・スロー
次は軽やかに、足の下をくぐらせる投法。 軽い気分転換にもなって、ティッシュを投げながらデスクワークの疲れも取れる。
●ピッチャー投げ
投げると言えばやはり、野球のピッチャーのような投げ方は欠かせない。
ある程度ゴミ箱との距離がないと投げられないため、隣の部屋まで行ってスロー。効率面から言えば非常に良くない方法だが、トレーニングだと思えばこれもまた悪くない。
投げてるうちにだんだん速いティッシュを投げたくなる。が、しかしゴミ箱は打ち返したりしてこないので、そういう必要はどこにもない。むしろここは正確なティッシュを投げることを心がけたい。
ところで昨シーズンは斎藤姓の投手の活躍が目立った。 彼らの活躍を目にすると、なぜか私まで嬉しくなった。 「斎藤、ピンチを切り抜けた!」 みたいな文字をニュースなどで見るたびに 「私も何か投げなければ!」 という思いが押し寄せる。
そんな時こそティッシュなのだ。
●寝技
ピッチャー投げに疲れたら、今度は寝ながらのスローに挑戦。
自由な気持ちで投げればいいのだが、動きが制約されるので意外と投げにくい。
●花咲か爺さん投げ
「枯れ木に花を咲かせましょう」的な投げ方も開放感があって気持ちが良い。ゴミ箱に鼻紙を咲かせよう。
●ステテコ投げ
最後に、ユニフォーム(=ステテコ)を着用しての投法を見て今回の記事を終わりにしたいと思う。
ステテコを着用したら、なぜか投げ方まで変わってしまった。
達人に見えるか
動画で見ると、あたかも自分がティッシュ投げの達人のように見えてきた。が、実際は失敗の連発で、ものすごい数投げている。その中から、たまたまうまく入ったものだけを繋いで編集すると、こんな風に見えるというわけだ。そんなわけで、翌日はすっかり筋肉痛になってしまった。
内容はともかく、意外と小気味よい動画になったと思うのは気のせいだろうか。気のせいだな。