珍味なワイン

「お酒も珍しいものを」と、主催者さんが神戸元町を走り回ってワインをゲットしてきてくれた。
中でも「アンセストラル」というワインが美味しかった。2003年、フランスで何人も亡くなった猛暑が生んだという偶然の産物で、非常に貴重らしい。怪物ワインと呼ばれている。

開催しようと思った理由は？

主催者のカワムラさんはとてもしっかりしていてなおかつキュートな女性。なぜ珍味フェスを？と聞くと「学生達が味覚を刺激される事によってセンスを開花させられたらいいと思って」との事だった。なるほど、味覚や嗅覚も感覚のひとつと考えれば納得がいく。視覚・聴覚だけがアートではないのだ。ちょっと目からウロコのお話だった。芸術と珍味の意外な接点・・・すばらしい。珍味ばんざい！

確かにこの会場内の熱気は何かを目覚めさせるような魅力に満ちている。

さて次は、ワインにあう珍味たちのご紹介です。

これぞ究極珍味

この日、皆をいちばん興奮させたのはネズミ鮫の刺身だった。
トロをもっとやわらかくコクを深くした感じだった。くさみは全然ないのは新鮮だからだそうだ。

満足しすぎた

気づけばお腹が一杯になっていた。珍味をつまんで満腹になったのは初めてだ。しかし日本にはまだまだ見たことのない食べ物があるんだなあ。

珍味を囲みながら会話も弾み、参加者の皆さんと楽しいひとときを過ごした。

それにしても、どうも皆さんと初対面とは思えないのだ。神戸という地域性か、珍味好きという共通点か・・。

そんな事どちらでもよくなるほど良い出逢いがあり、友達もできた。おかげで帰るのがさびしくなってしまうほど充実した旅となった。