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ひらめきの月曜日
 
栄養ドリンクの色比べ
君の本当の色を僕に見せてくれ

当サイトの原稿を書くのは夜中が多く、疲れている日などは栄養ドリンクを飲んで気合を入れてから! なんてこともよくある。

先日あるドリンクを飲んでいたらふと飲んでいる液体の色が気になった。

だいたい黄緑色をしているのだろう、ということぐらいは分かっているが、すべてのドリンクの中身の色を確認したわけではない。

今日は茶色い色のビンに隠れたあの液体の色を鑑賞して楽しんでみようと思います。

梅田カズヒコ


まずはリポビタンDの中身を調べてみよう。


リポビタンD。1962年発売開始 やはり黄緑色だ。


日本で一番売れている栄養ドリンクの色は黄緑色

日本の栄養ドリンクの中で圧倒的なシェアを誇るのがリポビタンDだ。その勢いはすさまじく、なんと日本で飲まれている栄養ドリンクの約5割がリポビタンDだというデータもある。今日も誰かがどこかでそれぞれのタイミングでリポDを飲んでいるわけだ。

それほど注意深く栄養ドリンクの中身を見ていない人も、リポビタンDが黄緑色だということは知られているのではないでしょうか。

今回はこのリポビタンDを栄養ドリンクの色としての平均値とし、いろいろと比較しました。


リポビタンDライト。精力をつけたいがカロリーは気になるというわがままな人向け

うーむ、ライトとノーマルのリポDで色は違わないような気が・・・ 

並べてみてもやっぱり色の違いは認められなかった。

ライトとノーマルで色が違うのか

『リポビタンDライト』は約8年前の2000年に発売したらしい。販売を開始したのは、すごく衝撃的だったのでよく覚えている。だって栄養ドリンクなのにカロリーは従来のものより控え目なのだから。現在の僕の生活の中で一番飲む機会が多いのがこのリポビタンDライトである。

通常のものと色がちょっと違うのかどうか、前から気になっていた。今日がその疑問を解決する日だ。

で、何度も見比べてみたところ、通常のリポDと、リポDライトの色はまったく同じでした。

どうやらカロリーと色はまったく関係がないようである。「コカ・コーラライトも色はコカコーラと同じだしな」と納得して次のドリンクを買ってみました。


オロナミンC。1965年発売開始 やはり黄緑色だ。

しかしこうやって並べてみると両者の色の違いははっきりとしていた。

栄養ドリンクなのかどうかは疑問が残りますが・・・

オロナミンCは医薬部外品ではない。炭酸飲料である。であるので、厳密には栄養ドリンクと位置付けるのは違うのかもしれないが、古くから多くの人に親しまれているので、ここに入れてもいいかと思った。ペットボトルとかじゃなくてビンだしね。

色はやはり黄緑色。これまたある程度予測できた結果であるが、リポビタンDと並べてみると、少し違うということが分かった。やはり決定的な違いは炭酸が入っているか否かであるが、色味も少し違う。

オロナミンCが多少白濁しており、リポDのほうが鮮明。オロナミンはやや黄色っぽい。


リポDとほぼ同じ栄養成分であるが、エスカップのほうが多少安い。

色はぜんぜんちがう。ウーロン茶色だ!!           

やっぱり色の差が歴然。リポDは緑茶、エスカップはウーロン茶だ。

エスカップはウーロン茶だ!

この色はまさにウーロン茶だ。今回の調査で一番びっくりしたのはエスカップの色が茶色いということである。リポビタンDのライバル商品で成分もほぼ同じなので、色もてっきり黄緑色をしているんだと思った。

何というか、あまり効きそうな色をしていない気がした。なんとなくだけど、黄緑色をしているほうが薬っぽい。たぶん栄養ドリンクは黄緑色という思い込みがあるからだと思う。

成分を調べていくと「塩化カルニチン」という成分がエスカップにあり、リポDに入っていないことがわかった。色を茶色くさせている正体は塩化カルニチンなのか。検索してみたけどよく分からなかった。


アリナミンV。1965年発売開始 やはり黄緑色だ。
色はまったく同じ
アリナミンVの色はリポDとまったく同じでした

アリナミンVも日本人に馴染みの深い商品だ。

色はくしくもリポビタンDと全く同じ色。しかし内容物を見てみるとリポDとは大きく成分が違う。

色が一緒で、肉体疲労時の栄養補給など、効能も一緒で、なんとなくのイメージまで似ている。もうリポビタンとあアリナミンは一個でいいんじゃないだろうか。そんなことを思った昼下がり。


眠眠打破。栄養ドリンクの中でも眠気を解消するのに特化したもの。
色はこげ茶から真っ黒。コーヒーと同じ色ですね。
並べてみなくても色の差は歴然。まあイメージ通りの色か。眠眠打破は苦そうな色だし、実際苦い。

眠眠打破は明らかに色が違う

「眠眠打破」も発売してから時間が経ってきたが、栄養ドリンク、がんばるためのドリンクとして定着した感がある。

色はまったく違う。コーヒー色。黒だ。確かに眠気が飛びそうな色ではある。

眠眠打破が発売された当初、僕はカラオケ店でアルバイトをしていて、試供品としてバイトのスタッフに眠眠打破が一本づつ配られた。みんなで『なんだこの味は?』と言いながら飲んでいて、『絶対売れないよ』と適当なことを言っていたが、ロングヒット商品になりつつある。

あのとき絶対売れないなんて言ってごめんなさい。


ウコンの力。頑張る前に飲むというより飲み会の前に飲む感じですよね。 パッケージと似ている色だから納得できてしまうが、オレンジジュースっぽい色だ。
こうやって並べてみると、色の違いもさることながら、透明度がぜんぜんちがう。

ウコンの力はオレンジジュースだ

栄養ドリンクというより二日酔いを防ぐドリンクとして近年定着しつつあるウコンの力。コンビニの売り場で栄養ドリンクのところに置かれていることが多いので栄養ドリンクとさせていただいた。

色といい。濁り具合といい、オレンジジュースのような色だ。多少、黒味を帯びているものの、こうやって透明のグラスの中に入っているとウコンの力だとはとうてい思えない。




最後に栄養ドリンクの夢の競演をお楽しみください


こうやってグラスに注がれているとこれが栄養ドリンクだとは気付かない。どれがどれだか覚えてますか?


正解はこちら。

おいしそうだと思わせない、という戦略だってあるのだ

最後にグラスに各ドリンクの中身を入れて並べて撮影しているときに、うっかり『おいしそうだ』と思ってしまった。危ない危ない。これは栄養ドリンクだ。

色が見えていると、無条件でおいしそうだとおもえてくる。茶色いビンに入れて色が分からないようにしているのは、おいしそうだと思わせない工夫なのかもしれない。

良薬口に苦しということわざがあるが、多少おいしくないからこそ、薬としての効能が信じれるものなのだろうか。

それにしても、エスカップがウーロン茶と同じ色だと言うのは、2008年で一番ショッキングなことでした。身近なことで知っているようで知らないものなんですね。


 
 
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