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フェティッシュの火曜日
 
体育会系クロスステッチ作家と一緒に刺しゅう制作


さて何ができるかな

 

クロスステッチという手芸にずっと興味があった。刺しゅうの一種で、いわば「ドット絵の刺しゅう」。点の集合で図案を表現していく、アレだ。

いつか手を出してみようと思っていたその矢先、とあるステッチ作家さんから私のブログにコメントを残していただいた(ちなみに「サーモグラフィセーター」の記事についてだった)。

それが縁で、クロスステッチ取材をさせていただくことに。しかしこの作家さん、「手芸作家」にしてはちょっと風変わりな方なのだった。それは・・・。

乙幡 啓子



アキバ系手芸作家?

取材場所にと指定いただいたのは、神保町の雑貨カフェ「AMULET」。1階はカフェ、そして雑貨作家さんたちの手作り雑貨が買える、なんともオシャレな癒しの空間。


2階。掃除機が見えるのは、この日AMULETさんが改装中だからです。

その2階のギャラリー兼スタジオも、これまたナチュラルでセンスが光る内装。いいね。いい感じ。ここで今日はみっちりクロスステッチの取材を行うのだ。

そこへ現れた、大きな男性。大きなスーツケースにたくさんの作品、そして花粉症用のティッシュ1箱を携えてやってきた!


大図まことさん。本日の先生です。

どうだ。いや、私が「どうだ」と胸をそらしても仕方ないが、どうです。驚きませんでしょうか。

だって「クロスステッチをちくちく刺す」というより「クロック周波数をチクタク計測する」といった雰囲気ではないか。ちょっと例えが苦しいが。とにかく手芸作家というよりアキバ系、ゲーム系方面の方っぽい。「ワークショップでも、まず見た目でびっくりされます」とは本人の弁。

ところが彼の作品。まあ見てくださいよ。



昆虫シリーズ。ひと針、ひと針。

昆虫作品は「実物大」というところにこだわっているそうだ。

イベントなどで販売しているという昆虫図案集。現在は売り切れ中で、夏に装丁を買えて販売するそうです。

「自然をリアルに表現する」派かと思えば、違う自然を表現。これは「飛び出すエロ」ステッチ。あの赤+緑メガネをかけると・・・。

ゲーム系もたくさん。下の「ファミコンコントローラーを模したアイロンビーズ」のメモ帳をいただきました。

とにかく何にでも刺せる。タッパーでも、ノートの表紙にも、ペンケースにも。

個人的にはこれがいかすと思った。モデルは大図さん本人。
私がつけると、こうなる。「寝てませんアイマスク」だ。

駆け足だが、だいたい大図さんの刺しゅうの世界がおわかりいただけたと思う。

ふつう「ステッチ」「刺しゅう」と聞くと、クッションカバーにあるような花柄など思い出すだろう。しかしいきなり「昆虫」である。刺しゅう糸のドットで描いた昆虫が額に飾られると、昆虫標本を見ている気分になる。そして「ゲーム」「エロ」「バーコード」。男の子趣味と女の子趣味の出会いだ。楽しいぞ。

そんな作品群を拝見していたので、今回の取材は楽しみだった。そして今日は取材の他、ひとつ作品を競作してみようということで、お互い事前にいろいろと案を練って来ています。さて、何を作りましょうか。


下が最新刊「ぼくのステッチ・ブック」(白夜書房)。そして本ではボツになった、セクシー系などの図案たち。これらを集めて「ボツのステッチ・ブック」を刊行したいそうです。

 

 
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