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ひらめきの月曜日
 
男ってなんだろうか考えよう
男ってなんだ・・・


最近コンビニ等で『男の○○』という商品が増えている気がする。

以前から男の○○と名のつく商品はけっこうあった。例えば雑誌名だけど『男の隠れ家』とか。『男の隠れ家』と言われると、なるほど! と思うのだが、写真右『男のハムカツ&ナポリタンロール』と言われてしまうと、男ってなんだろう、と少し不安になってくる。

今こそ、男を見直す時期に来ているのではないか。でも、差し当たって何をすべきか僕には分からない。

そこで『男の○○』という商品を集め、その商品の中に男を見出してみようと思います。

(text by 梅田カズヒコ



いったいこのハムカツナポリタンロールのどこに男を見出せばよいのであろうか。

まずは今回のきっかけとなったハムカツロールから

まずは「男ってなんだろう?」という疑問を与えてくれたきっかけとなった男のハムカツ&ナポリタンロールを買って食べてみようではないか。

写真左が男のハムカツ&ナポリタンロールである。『男の』と付いているが、味のほうは普通のハムカツ&ナポリタンロールと考えて間違いなさそうだ。

ではこの商品のどこに男を見出すべきなのか。

【考察1】
こういった菓子パンの類を好む人はどちらかと言えば男が多いだろう。つまり、ここでの『男の』とは単純に男に好まれたい商品という意図を表したものではないか。

【考察2】
ひょっとして日本はフランス語圏みたいに名詞のすべてに人称代名詞を付けないといけなくなってしまってきているのではないか。日本がフランス語化していく初期段階なのかもしれない。

現実的に考えると考察1のほうが信用できそうだ。


男とは・・・

カロリーなど気にせずにパンにむさぼりつくのが男! なのかもしれない。

 

 

ガム『オトコ香る。』で男を考える。

続いて取りだしたおとこアイテムはガムの『オトコ香る。』である。ちょっと前に話題になった商品なので記憶に新しいかたも多いのではないか。

よく見るとカラダ香るフレグランスガムとある。確かに普通のガムより香りがきついのは分かるが、口元だけの香りでカラダ香るというのはちょっと誇大広告すぎやしないだろうか。

しかし、ここで気付いたことがある。

男はバラだ。

花をあしらった商品は女性が購買層となる商品が多いが、男性がターゲットとなると、あまり花はあしらわれない。しかし、唯一の例外がバラで、バラだけは男に許された花のアイテムなのだ。宝塚のお芝居だって、男役のかたはバラの花を持っているイメージだろう。男は真っ黒いスーツに赤いバラだ。

僕はいまさらなんで『男』について考える羽目になっているのだろうか。男の読者も、女の読者も、できれば僕をひとりぼっちにせずに一緒に男は何なのか考えてください。読者に訴えかけてますが、要約すると不安になってきたということです。


男とは・・・

カロリーは気にしないが、口臭は気になる。それが男なのかもしれない。

ガムを噛めばオラもモテるとですかい!?

 

男の堅あげ。いまやポテトチップスにまで、男は侵食してきているのだ。

ポテチ『男の堅あげ』で男を考える。

ガムは何となく『男』のニュアンスが分かるものだった。表現が
難しいが、目指すべき男のゴールが設定されていて、そこに向かって進んでいくようなニュアンスは伝わってきた。確かに僕もいい香りのする男になりたい。

さて、そんな僕にまたもや疑問を投げかける商品がある。『男の堅あげである』。それは通常堅あげポテトとどう違うのか。

微妙な違いがあるんじゃないかと通常の堅あげポテトと合わせて食べることに。

お皿に盛ったら確かに雰囲気が違った。でも、『男の』だからというわけではなくて、ドリトスというメーカーだから違うのだ。味のほうはコショウが効いていてうまいのだが、やはり『これが男と名乗る理由である』と感じさせるポイントは特に見当たらない気がする。どうしてこのポテチにはこんなに大きい字で『男の』とプリントされているのだろう?


男とは・・・

カロリーは気にしないが、口臭は気になる。そして、時々よくわからない。それが男なのかもしれない。

左が男の堅あげ。右が通常の堅あげ。たしかに両方ともクセになる味だ。そして男、なのだろうか。うーん。

 

ものすごい出っ張り具合。これはまさしく男だ!(感覚だけで書いてます)

惣菜パン『男のコロッケタマゴロール』で考える。

続いて最初のハムカツパンとシリーズで出されている『男のコロッケタマゴロール』と呼ばれるパンを食べてみることにした。

これは分かりやすい! こんなにでっかいコロッケをはさんでしまうのは、なんというか男の仕業ではないだろうか。食べてみたところ味もソースがかなり濃く味付けされていて、これが男の料理だ、文句あっかと言わんばかりである。

ここにきて正統派の男系商品(そんな系譜があるのかは分からないけど)に出会った気分だ。


男とは・・・

カロリーは気にしないが、口臭は気になる。そして、時々よくわからないが、大きい器が求められていることは確かだ。

それにしてもコロッケのバランスがすごい。パンにコロッケを乗せたもの、というよりコロッケにパンをかぶせたものに見えてくる。パンをサブに追いやるでかさだ。

まだまだあるぞ『男』と名のつく食品

中にマロンが入っていた。甘さ控えめか、と思ったがそういうわけでもなかった。
ファミマの『男の塩レアチーズ』。これの普通のレアチーズとの相違点は、ずばりかなり塩が効いているところ。このあたりの豪快さを指して男と呼んでいるようだ。

男の泥洗顔。お肌を気にする時点ですでに僕のイメージする『男』象からは離れている気もする。
『男の薬用』。シェービングクリーム
男のボディ石けん

男の泥洗顔グッズで男を考える。

次に男の泥洗顔を買ってきて顔を洗ってみた。

おお! 爽快で気持ちいい。いつも使っている洗顔よりさっぱり、脂がどーんと落ちていく感じがした。なるほどこのさっぱり感は男の泥洗顔と呼べるかもしれない。女性には多少肌にきつそうな気もする。

 

シェービングクリームで男を考える。

次はシェービングクリームの『男の薬用』である。剃ってみるといつもよりもさわやか度が2割増しという感じがした。口元の周りの体温が下がっていってクールダウン、体験し終わったあとはさっぱりという感じである。

そもそもシェービングクリーム自体が男しか使わない商品のような気がするから男の薬用と書くのはよく分からない気もするが、ケチをつけるのを許さないような爽快感だったのでよしとしたい。

最後、男のボディ石けんでボディを磨く。

最後は男のボディ石けん。封を開けたらまずは石けんとは思えない黒くてジェルみたいな雰囲気にやられました。

お風呂の中で使ってみたら肌がスースーした。どうもこの『男の○○』の商品とは全体的に肌がスースーする商品を指すようだ。男=スースー。なんだか腑に落ちない気はする。でも確かにスースー=女という気はしないのでやっぱりこれでいいのだろうか。悩みはますます深まるばかりだ。


男とは・・・

カロリーは気にしないが、口臭は気になる。そして、時々よくわからないが、大きい器が求められていることは確か。そして、男とはスースーしたがる生き物だ。

髭はすっきり。清潔な男に近づいた!のか。

男ってなんですか、ルーさん。

男が何であるのか、ますます分からなくなりました。

男と名のつく商品を試してみて、そこから男について探ろうと思ったが、記事を書く前より男の概念が揺らいでいる。なんだ、男って。

ハムカツの中に、チーズケーキの中に、どこに男を見出せば良いのだろう。考えすぎなのかもしれないが、僕はそこが気になってしまう。皆さまはどうだろうか。

ただ、僕の記憶が確かなら、食品に『男の』が付いてきたのはここ最近であり、ひょっとするとまだまだ『男の』と名のついた商品が増えるかもしれない。そうするとますます僕の男感が揺らぎそうだ。

人間を2種類に分けて、男と女で、男の特徴はなんだ、と問うのはどだい無理だと言うことは僕も分かっている。『男の○○』というネーミングの商品に、共通の特徴がないことからも男というもののとらえ方が人それぞれだということが言えるだろう。

とうまくまとめてみようとしたが、やっぱりそんなまとめじゃ納得いかないような気もします。うーん、よく分からん。


 
 
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