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土曜ワイド工場
 
もっと知りたい!紙パッケージの「あの部分」


開けてごらん!って誘ってるよね

紙パッケージの「開け口」が好きだ。
あの麦の穂のようなかたちをしたミシン目部分、それを
つまんで端からチキチキと切り離す感覚がたまらない。

誰もが経験したことのある作業だと思う。そして、あの
ミシン目部分を切り離す瞬間、テンションが急上昇して
しまうのは私だけではないはずだ。

しかしよく考えてみたら、私は「あのミシン目部分」の
名前すら知らない。
こんなに好きなのに知らな過ぎではないか。あの人のこ
とをもっと知りたい…。恋する乙女のような気持ちで、
開け口の「あの部分」ができるまでを追ってみた。

(text by 三宅 京子



「あの部分」というのはこの部分のことだ

「麦の穂のようなかたちをしたミシン目部分」などと、
ちょっとポエム的な言い回しになってしまったが、文章
で説明するより写真で見ていただいた方が早いだろう。


胸がときめくこの瞬間

お菓子など食品のパッケージによくある、お馴染みの「開け口」部分。どうだろう非常に魅力的ではないか? 大げさに聞こえるかもしれないが、私は中身のお菓子を 味わう時間より、パッケージを開けている瞬間の方がよりエキサイティングだと思っている。梱包材のプチプチブームの次は、この「開け口」ブームが来て欲しい!と密かに願ってやまない。


あけくちのつまみを引くと…
その下にさらなるミシン目が!

調べてみるとこの部分、正式には「ジッパー」という名称があるらしい。野に咲く花にも名前があるように、これにも名前があったのだ。 さて、このジッパーはどのようにして作られているものなんだろう?ミシン目っていうからには、縫うようにして紙にダダダっと穴を開けていくのだろうか?そういえば、友人がバンドメンバー募集のチラシ(切り取り用ミシン目付き)を作っていたのをみると、丁寧にカッターでミシン目を入れていたっけなあ…。

これだけ「好きだ」と言う割には、ジッパーに関して何も知らない。私の片思いも甚だしい。ということで、そんな切ない片思いを解消すべく、立川市にある印刷紙器会社、福永紙工株式会社さんを訪れた。


入り口付近に紙が積まれているのが見える

福永紙工さんは従来の印刷・紙加工の業務と平行して、様々な分野のクリエーターたちと一緒に、紙を使った新しいアイテムを作り出すプロジェクト「かみの工作所」を立ち上げ、運営している。

このプロジェクトでは、厚紙や段ボールなどの紙を打ち抜いたり、穴をあけたり、折ったり切ったりしながら、ユニークな生活アイテムを生み出すほか、建築業やアパレルなど異業種間の交流を図ったり、見学会を開催するなど、活発な動きが注目を集めている。


「かみの工作所」萩原さん(左)山田さん(中)三星さん(右)

この日も社内では交流会が催され、印刷業者から学生まで幅広い層の人たちが活発に意見を交換し合っていた。


工作所で開発した「かみめがね」パーティーグッズではなく非常用。
レンズはないが、ピンホールの効果で輪郭が鮮明に見えるようになる

工作所の見学に訪れた人たちは、紙でできたアイテムに興味津々の様子。
この中にジッパー好きは何人いるんだろう…?


 

 
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