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ひらめきの月曜日
 
すごい勢いでようかいけむりを出す
 


 「ようかいけむり」というおもちゃがある。駄菓子屋などで売っている、ネーミングも独特なこのカード。触ると指からけむりが出てくるという不思議なものだ。

 子供の頃、すごいと思って遊んだ覚えがある。それから30年ほど経った今も、駄菓子屋ではロングセラーとして販売されているようだ。

 大人になった今、あのけむりをすごい勢いで出したい。周りの人に「火事だ!」と思われるくらい出してみたい。

 子供の頃の夢を、大人の知恵と経済力で実現してみよう。

小野法師丸



●意味はないけどほしくなる「ようかいけむり」

  上の写真からもわかるように、デザインもインパクトのある「ようかいけむり」。なけなしの小遣いをどのように使うか必死に考える子供たちにも訴求力がある製品だと思う。

 ご存じの方も多いと思うが、念のためどのようなものか紹介してみよう。


この不気味さがまた魅力
遊び方に従ってやってみる

 カードの裏側中央には、帯状の「ようかいゾーン」とでも呼ぶべき、特別な薬が塗られている部分がある。そこに2本の指をこすりつけて、つけたり離したりするとけむりが出るのだ。

 実際にやってみるのは何十年ぶりだろう。ものすごく久しぶりにやってみた。


指先に立ちのぼるけむり

 指からモヤッとした白い物が立ちのぼっているのがわかるだろうか。本当はなかなかの勢いで出ているのだが、写真だとどうもうまく撮影できなかった。動画でもご覧いいただこう。



 駄菓子屋では20円で売っているこの「ようかいけむり」。指先からけむりが出て、だからなんだと言われるとどうしようもないのだが、この不思議な体験は子供の自分にとって、ものすごく魅力的だった。

 そんなけむり好きだった私が、このようかいけむりの遊び方で編み出した技がある。


デザインバリエーションも展開するようかいけむり
「ダブル」と命名した技

 勝手に「ダブル」と名付けたその技は、指を使うのではなく、2枚のカードそのものをつけたり離したりするというものだ。

 うまい棒や大吉ガムといった他にもほしいものがある中、ようかいけむりに倍の小遣いを投入するのはかなりのぜいたく。それでもこの技には、そうするだけの価値があったのだ。



 途中から爆発的な勢いでけむりが発生するのがおかわりいただけるだろう。

 大人になった今、改めてやってみてもすごいと思う。ただ、これだけたくさん出ているからなのか、出ているものがけむりというよりは、単なる「カス」のようにも見えてくる。


「カス」という言葉がぴったりくる

 これだけ「カス」という言葉がしっくりくるものもあまりない。ダブル技を駆使してカスが大量発生。

 そこにどんな意味があるのか問うてはならない。人をエキサイティングな気持ちにさせるのであるのならば、合理的な目的性は意味をもたないのだ。


束になってるのをひっぱって買うスタイル
問屋で大人買い

 今回は火事レベルのけむりを発生させるため、小売もしてくれる問屋でまとめ買いしてきた。

 店内には大量の在庫があった「ようかいけむり」。お店の人も「これ、売れるんだよねえ」と言いながら手渡してくれた。たくさん在庫を持っても、すぐにはけてしまう優秀な商品なのだそうだ。

 なんだかうれしい。私が遊んだ子供の頃以来、たくさんの魅力的なおもちゃが登場してきたと思うが、それでも強い人気を保っているようだ。さあ、大量に出すやる気も出てきたぞ。


 

 
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