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ひらめきの月曜日
 
お米を茹でる

冷凍庫にナポリタン吊るす

普通に調理したナポリタンをフォークですくい、その状態のままそろそろと冷凍庫に突っ込んだ。ガムテープでフォークを固定する。


厳かに冷凍庫にセッティング 3時間後、一瞬立ったが撮影前に溶けてしまった!

最初は立っている部分だけを冷凍させ、皿に盛る部分は凍らせずに盛り付けるつもりだった。ラップにくるむなど衛生面にもかなり気を使った。

が、そうすると冷凍庫から出してから行わなければいけない作業量が多すぎて、その間に溶けてしまうのだよ。結局皿のまま突っ込むことになった。


冷凍庫も驚いているであろう

冷凍庫を開けて見つけた家族は「あっ」といって後は何もいえないでいた。うん、確かに「あっ」ぐらいしか言葉は思い浮かばない。

家族を言葉に詰まらせながらも“冷凍→撮影→途中で溶ける”という工程を何度か繰り返し、ようやく完全にフォークが立ち上がった状態で撮影に成功した。

食べられる食品サンプルのナポリタンです。どうぞ。


ゴゴゴゴゴ

本当は下の部分はホカホカでもっと美味しそうに作る予定だったのだが、結局は全体ガチガチに凍っている状態になってしまった。

でも今でもこのサンプルを飾っている昔ながらの喫茶店の食品サンプルって実際こんな感じの少しすすけた質感じゃないか。期せずしてリアルに再現してしまったと喜ぼう。

いよいよもってして食べる様子は動画で撮影してみました。嬉しさを共有していただければ幸いです。

 

やったった

食品サンプルというものは、一生懸命本物の食品に近づこうとした努力の結晶だ。それでもやっぱり本物にはなれない超えられない壁があって、今回はその壁を乗り越えて本物の食品の方が歩み寄った形だ。

「歩み寄った形だ」って、だからどうしたということなのだが、私は本当に心の底から「やったった」という気分です。それ以外の何ものでもないです。

こんな経験をしてしまったからには、今まで以上に食品サンプルがおいしそうに見えるんだろうなと思う。

動画の撮影のとき、溶けないようにと焦って撮ったらズボンが部屋着のままでしたよ。


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