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土曜ワイド工場
 
箸が転がるのは本当につまらないのか

橋幸夫が転んでもおかしい年頃

たくさん転がしたり笑い声を付けたりと策を凝らしたが、結果はあまりパッとしなかった。この状況を打開するためには目線を変えて考えよう。そもそもハシが違うのではないか、と。

いままで箸、箸と言ってきたが、それは本当にお箸のことを言っているのだろうか。もしかしたら橋幸夫さんのことを言ってるのかもしれない。ハシ違いで。


写真は使えないので描きました。橋幸夫です。
恐縮ですが転がってもらいます。

絵が全然似てないとか不毛なことは言わないでもらいたい。横に「橋幸夫」と書いてあるのだから問答無用で橋幸夫さんなんです。


 

橋幸夫さんは最初に右に進んでから、予想だにしない動きで左へと転がっていった。

またしても見てる方にとってはよくわからない映像になってしまったが、現場にいたそのときの僕はちょっと笑ってしまった。橋幸夫と書かれた誰でもないおじさんの絵がくるくる転がってるのは近くで見てるとおもしろかったです。

 

箸を車輪にして転がす

目線を変えたら少しというかかなり脱線してしまったが、やっぱり転がってるのはどうかんがえてもお箸の箸なんだろう。箸に戻ります。

で、転がるといえば車輪を差し置いて他にないと思う。車にも車輪、自転車にも車輪、世界中どこを見ても車輪が転がっている。

なので箸を車輪にしてみます。


お箸車輪の制作風景。箸で四角い枠を作る。
それを角度をつけながら繋げて、
おおよそ丸くします。
これがお箸車輪。

作る前に角度などの計算をなにもしなかったので最終的に出来た車輪はかなりいびつ。これで転がるのかどうか不安だ。でもこれがうまく転がったらおもしろい。


 

あ、これおもしろい。というよりうれしい。

夜中にちまちま「ここはこうした方がいいのか」と自問自答しつつ作ったものが、狙い通りに転がってくれた達成感。

この箸が転がる様を見て、おかしいと思えるかどうかは全く自信がないが、少なくとも箸で車輪を作って転がすのは楽しかったです。


実は「倒れても」という意味だったかもしれない

箸はそのまま転がしてもそんなに面白くはなかったが、車輪にして転がすと面白かった。そういう意味ではことわざは正しいし、「箸を車輪にして転がしてもおかしい年頃」という新しいことわざも出来た。これは全年齢のことです。

ただ最後になって気づいたことがある。それは「箸が転んでも」の「転んで」はコロコロ転がるというより、倒れるという意味の転んだに近いんじゃないだろうか。「転んでケガをした」と言うし。

気づいてしまったのでやってみた。

はい、特におもしろくないです。


 
 
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